この物件自体を発見したのは、もう10年近く前のことだったでしょうか。
当時通勤していた事業所の寮の近くにあったのを偶然見つけたのです。
『めぞん一刻』は、それこそ何度も何度も読み返した漫画だったので、発見と同時に驚きと憤りを感じたというのが正直なところ。
しっかしなぁ。つけるか?普通。
まぁ、『一刻館』とついていないだけでも良しとするか。
埼玉県某所にて
虚構の世界に属するモノが、実世界にあるということになると、どうしても重ね合わせたくなってしまうのが人情。
ただ、この写真の通り、重ね合わせたくとも、いきなり拒否されてしまうような、何の共通点もない共同住宅なのです。
五代君が、一ノ瀬さんが、四谷さんが、朱美さんが、そして、あの響子さんがいた世界とは全く別次元の世界。唯一、輝くプレートに書かれている文言だけを除いて。