中川 第35回公然ギグ 

@「地下から空へ #19」

御茶ノ水 OCC ビル アイリーンホール

2002.4.13 (Sat) のご報告

当日配布した「フレーズの数々」(020413)

当日配布した「中川の近況」(020413)

テクニカル面でどうしても、いったん、途中でチューニングが必要となったのでありますが、それは今後の課題として、45分間の音と歌の流れというか、長ーい1曲というか、そういう展開でありました。

長ーい1曲というのがライブに馴染むかどうかは別として、自分なりには、これはこういう風になるのが自然であってと思っております。もとは、独立した楽曲としてできたものですが、しっくりいく順番に並べて、途切れなく続けると。組曲というか何と言うか。

あまりうまかないですが、「一人トランスの50分」みたいな在り方が、ひとつの方向でしょうか。5年くらい前に、御手洗大祐さんがVJをやっておられた「MoonAge」というテクノのイベントに行って。音がずっと途切れないということの心地よさ、潔さにはまったあたりから、曲と曲との間を空けないでやりたいという想いが徐々に募ってきて、自分なりに続けてやってみようという志向があります。

ライブでの「文法」みたいなものがあるとすると、そこから逸れて、どんどん自分の納得いく在り方だけで進める。そんな在り方です。

これは、「絶対零度」というバンドの時からそうだったのですが、自分の音にせよ、歌詞にせよ、何かしら「説明する」という要素があると、潔くない感じがして(今振り返ると、これまでの楽曲の中にはまだまだ説明的な要素が目につくものもあります。)、その要素を削りとると。削り取って残った音なり歌なりのフレーズが、聴く人、ライブの場合だとその場にいる人に響くと。理屈で伝わるのではなく、何かしら響いてしまうと。そういうことの可能性を自分で感じられる限り、ライブは、たとえ、間が空いたとしても続けるということをしたいと考えております。

「絶対零度」の終わりのあたりに自分でやっていたのはそういうことだったのですが、活動再開以降も、そこは変わらない感じです。

PAからMDに落としてもらったのですが、マイクから離れていたせいか、歌と音のバランスがうまくなく、歌が小さかったのが気にかかった点で、これは今後の課題であります。

 

 

·          かもね 2002

·          君がそこにいる

·          かすかに、わずかに、でも、確かに

·          忘却の歌

·          血を流さず、海を隔てず

·          天変地異

·          奇跡は今も・・

 

(2002.4.19記す 中川一郎)

 


 

 

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