この日のための練習は、住みかで2時間ほど。演奏曲目を決めてから、1月4日にスタジオで4時間、1月5日にスタジオで2時間というものでありました。自分のなかに30分の流れを確立するのが目的でした。honya.co.jpが、MDで送ったらライブラリーに中川の作品もダウンロードできるようにしてくださる・・・ということでしたので、MDレコーダーを持ち込んでの練習。良いテイクを取れたら、一石二鳥というちゃっかり気分であったのでした。
「最低の器材、最低の音響」ということをこのミニライブ常連のTRCのフジナミ先生から伺っていたので、早々に会場に到着してセッティング。PAがモノラルでしかない・・・という問題はあったものの、中川の編成では大して気にならない感じ。リハのスタジオにお客様に入っていただく・・・という感じでした。エレアコとボーカル。広さ的には、生唄、生ギターでも何とかなるかな・・・というくらいの広さ。テープを持ち込めば、ビデオも主催者の方が撮影して下さるという具合でこれもありがたい限り。
来て下さったのは、かつての絶対零度の仲間、ベティーズの仲間、ベティーズに来て下さった方たち、そしてJARAの主宰者である小林アツシさん。この日の出演者の方たちも観てくださいました。ご清聴を賜われまして、心配もありませんでした。
TRCというこれは楽しませてくれるパフォーマンスのバンドをはじめ、高校生たちの若さあふれる演奏に癒されるやら勇気づけられるやら、そんな時期ぼくもあった・・・でもこんな場所なかったんだ的な甘酸っぱい思いも交錯して、この場所には愛着を覚えました。毎月、ライブあるんですが、何とかこの場でもって一人でやっていく・・・というやり方を模索する場とできればなあなどと感じております。
前半の3曲は、Dのオープン・チューニング。後半は、普通のチューニング。場の雰囲気もつかめたので、今度は少しラインアップも変えようかなと。そして、ますます、創作に励まなければと思ってます。
97年1月5日 1830より1900 まで 中野区南部青年館なる場所で開催される「新春 ミニライブ」というものに一人で出演することになりました。
地元の5バンドほどと一緒にやります。毎月開催されているものです。私は初めて出演させてもらいますので、様子はわかりません。
事前の打ち合わせの席上にて、「どんな感じですか?」と問われ・・・
「一人でピンクフロイドみたいなのを目指しているという感じですかねえ・・・」
と言いましたら、いずれ、でき上がるポスターには「中川一郎()」とタイトルされるのだそうです。
共演するバンドの30代とおぼしき方から、「初めてですか?ここ、ですよ!」などと言われました。とても楽しみです!
思えばこれまでの人生のなかで、一人きりで自分の名前を名乗ってやったことってなかったんですよねえ。これ、以外な発見です。
【中野区立南部青年館へのアクセス】