First Virtual体験記

以下、軟弱インターネット・ユーザの中川による、FVの体験レポートです。

この正月休み(出社は8日です。)に中川はNetscape2b4できわめて個人的な楽しみ を目的としてネットサーフィンを継続しております。そのような写真を持っているこ とが、人格を疑われるような(その疑いは、まったく正しいと思いますよ(^^)/ )写真を集めたいなあというのが、主な動機でした。

その類の写真を置いているHOME PAGEに行きますと、「ここから先は、FVのアカウン トを持っている人しか行けません」とか「この電子雑誌を読みたい人はFVのアカウン ト番号を入れてください!」というメッセージが目につきました。また、「FVのアカ ウントはたった2ドルですよ。この際だから、申し込みなさいよ!」というFV行きの リンクとメッセージが、そのようなHOME PAGEに付いているのでした。

「何ごとも体験だ!」と思いそのリンクにしたがって、FVのHome Pageにいきまして 、「それほど、危なさそうなものでもないなあ」という感じがいたしましたので、申 し込み画面の指示にしたがって氏名やらメールアドレスを入力しました。

数分ほどしますと、メールが届いてました。そこに、その申し込みのための要領が書 いてました。

・国際電話をかけてプッシュホンでもって、クレジット・カードの番号と、有効月日 を入力しなさい云々。

そのとおりにしまして、待つこと数時間。メールでアカウントを知らせて確認してく ださいということを言ってきたのでその通りにしました。

さっそく使って見ようということで、くだんの写真をたくさん置いてあるサイトにで かけていき、1枚1ドルの写真を買いました。FVのアカウントを入力してから、「こ の写真をダウンロードするなら1ドル」というJPEGのファイルをダウンロードしました。

さて、どうなるんだろうかと待ってましたら、数時間後にFVからメールが来てまして 、「あなたは、某所で1ドルの買い物をしたらしいが、1ドル引き落としていいです か?」というわけですね。「なるほど、これなら、もしも、自分のAccount No.を盗 まれても安心だな・・・」と思った次第。返事を「YES」と書いて送ったところです。

中川としては、以下のように推察します。

1)1ドルという小額の取り引きをサイバー・スペースでできる。これなら、へっぽ こ詩人である中川の詩集を50円で買ってくれる人もいるかもしれない。クレジット・ カードだと3000円以上でないと買えないとか、いろいろと制約がありますが、Fi rst Virtualという会社がクレジット・カード会社と売る人と買う人の仲立ちをして 、小さな取り引きをまとめてクレジットカードの決済もできるようにする。というわけです。

2)アメリカに小切手用口座があって、10ドルを支払えば、自分が情報を売った代 金を回収することもできる。ということになってます。1ドルの写真を10人くらい がダウンロードしてくれればもとがとれてしまう。なるほど・・・という次第です。

3)クレジット・カード、インターネットという今ある仕組みを利用して、その利用 のネックとなっている「クレジットカードの決済手数料」を解消してしまう。コロン ブスの卵のようですが、この目のつけどころはいい。

4)アメリカでは未成年に見てはいけない情報を見せるとたいへんなことになるよう なのですが、「FVのアカウント番号を入れないと見られません」ということにしてお けば、「その件、ちゃんと配慮してます」というコンテンツ・プロバイダ側の不安の 解消にもなる。

5)この写真の類のコンテンツの取り引きは、ユーザが是非というニーズが強いわけ で、やはり、新たなアプリケーションにこの系統は欠かせない。

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