「超」勉強法




今をときめくベスト・セラーをやっと読み終わりました。この人の本を読むと、いつも元気づけられます。そして、目から鱗が落ちたような気になります。さらに、書いてあったことをひとつふたつ実践すると、確かに自分の知的生産性が多少は上がったような気がします。

中川の場合、「超整理法」を読んで、EUDORAの受信簿を時系列順にファイリングするようになりました。これで、「あの人のあの頃のメールにとてもいいことが・・・」ということを検索できるようになりました。勤務先の机も、時系列ファイリングを取り入れるべくファイルボックスを机上に並べたところ、年明け以降、机上の面積が猫の額から虎の額くらいに広がりました。

という訳で、すべてを実践するのはとても無理です。しかし、やる気になったことだけでもやってみると確かに効果がある投資効果の高い本の著者であることは確かです。世の中には常に最新ハードハード指向で、「おれはこれを使っているすごいだろう!」的なインチキ臭さを感じさせる人もいます。これとは対照的に野口氏の場合には、模索してきたこと、実践していることから紡ぎ出した「やり方」が中心なのでやはり信頼に足ります。

エッセンスは帯に書いていることだと思います。

「超」勉強法の主要ポイント

・基本3原則

  1. 面白いことを勉強する。
  2. 全体から理解する。
  3. 8割までやる。
 
  • 英語は教科書丸暗記法
  • 数学はパラシュート法
  • 国語は対象文章の字数を把握する
  • 記憶のためには中味を長く
現時点で実施するようになったのが、「わかりやすい文章を書く3つのルール」のなかの「ルール1」です。

「ルール1:ひとつの文で複数の内容を述べない」のなかですぐにやれると思ったこと。

「がを使わない」。「彼は頭は良いが、受験に失敗した」という文の「が」が、あいまいなので、「しかし」などの接続詞を使って、意味を明確にせよという主旨であります。そう意識しながら書いていると、中川の場合はこのたぐいの「が」が連発することを発見しました。赤面しながら、矯正を図っている次第です。

いずれ、実践に移したいことがたくさんあります。中川のことですから、いっぺんに全部ということはないでしょう。しかし、プラスになることは確かです。

素直に「ためになる」と思えた一冊でした。

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