夢の跡・・・街


時間が止まったビルの屋上で ぼくは

灰色の街の夕暮れの風情を眺めていた

色褪せた看板や

破れかけたポスターが

終ってしまった夢の跡になっている

ぼくは水色の空気を呼吸していた

ぼくは力など意味のない世界に住んでいた

99.08.04 中川一郎 mailto:nakagawa@aa.uno.ne.jp



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