標記につき、業界動向に関する何らかのご参考となればと想い、送信させていただきます。
コンテント事業者としての色彩をAOLが鮮明にし、IPネットワーク部分をアンバンドルし、むしろアウトソースする形で、フォーカスを鮮明にしようとしている点が印象的であります。
この事例が示していることの意味ですけれども、オンラインビジネス業界で起こっているのは・・・
等々かもしれないと考えた次第であります。
記事の全文は、以下のURLでご覧いただけます。
http://www.businessweek.com/1997/38/b3545066.htm
また、「今回のディールを通じてAOLが何を享受するか」というまとめを 試訳してみました。原文と併記しております。 <ここから> Sharper Focus より鮮明なフォーカス ANS CommunicationsのネットワークビジネスをWorldCom社に譲渡することにより、AOLはより純粋なメディア会社に近くなり、広告と電子商取引収入によって支援されるオンライン・コンテントを提供することとなるのである。 More Subscribers より多くの会員 ANSの見返りとして、WorldCom社はCompuserveのオンラインサービスをAOLに譲渡する。コンピュサーブの会員数は、260万人であり、これによってAOLの会員数は1160万人となり、マス市場の域に達する。 International Reach 国際的なビジネスの広がり AOLは、ヨーロッパの70万人の既存の会員に加え、新たにコンピュサーブの85万 の会員が加わる。これに加え、AOLはほかの国の会員を30万人加えることになる。 Cash 資金繰り WorldCom社は、AOLに対し、ANSに相当するものとして1億7千500万ドルのキャッシュをこの取引の一部として支払うこととなる。また、Bertelsmann(不明 _o_)は、コンピュサーブのヨーロッパ事業の半分に対して、7千500万ドルをキャッシュで支払うこととなっている。 Regulators' Attention 規制当局の関心 これらの活動は、司法省の関心を惹いてしまうこととなるだろう。すでに、第1位の オンライン会社であるAOLの全米第3位のコンピュサーブに入札する検討に関して、 調査を開始した。 <ここまで>
970917 by 中川一郎