タイトル |
著者名 |
投票得点 |
『破戒の航跡』 |
石井竜生・井原まなみ著 |
+2点 |
シリーズ第1作の『警察署長』に比べると登場人物の動きや心理描写が今一つだと思いました。
一つには、主要登場人物が多すぎるからでしょうか。
でも、横須賀に用事で出かけた際には、早めに行って、三笠まで足を運びました。
ちょうど『海底空母イ−400号』(檜山良昭著)を読んだ直後だったこともあり、三笠はとても楽しめました。
読む前に見学していたら、この『破戒の航跡』ももっと楽しめたのではないかと思います。残念。 |
『屋上物語』 |
北森鴻著 |
+3点 |
連作の持ち味をいかんなく発揮していてとても楽しめました。
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『私が彼を殺した』 |
東野圭吾著 |
+4点 |
『どちらかが彼女を殺した』に比べ、容疑者が増えた分、難しかったです。
でもやはり、読んだ後、誰かと語りたくさせるのはさすが。
こういう時、ミステリ系のMLや、ミステリ系のサークルの楽しさが実感できますね。 |
『文福茶釜』 |
黒川博行著 |
+4点 |
黒川博行はとても良い人です。
一昨年ですが、愛読者葉書を出したら、手書きでこちらの内容に合わせた返事が来ました。
マイナーな出版社だったので、その葉書を出した人が返事を一々書けるほど少なかっただろうとは思いますけど。
この作品のような、古美術商×なにわ=うさんくささ2乗 という世界はこの人しかかけないでしょう。 |