JMAI 2000
インターネットで選ぶ日本ミステリー大賞 2000
Japan Mystery Award on Internet 2000

永遠の仔 天童荒太著
出版社 幻冬舎 本体価格 上1800円
下1900円
ISBN 上4-87728-285-8
下4-87728-286-6

Taka +5点
大感動!ただし、主人公のトラウマがすぐに予想できてしまうのが残念でした。

漂泊旦那 +4点
5年待った甲斐があった作品。泣けますね、ほんと。

Y・オダジ +4点
癒鬱になります、とても憂鬱になりますが、一気読みです引き込まれます。

vladimir +5点
従来のミステリーの枠を越えた非常に深い内容に圧倒された。

sae +3点
話題になりましたね。面白かった。読みやすいストーリーでした。
物語の構成や取材の量を感じさせる、経験のうまさがある。
しかし、誰が犯人とかいうことが重要なことでないように思えた。
本当の理屈はどうあれ、そうか。。。と読者を騙せるくらいの感情のほとばしりをもっと。
これは、ミステリーの部分では重要でないかもしれないけど。

米倉せさみ +5点
 

+2点
 

亀井秀光 +5点
重いテーマに関わらず、一気に読ませる天童荒太に脱帽。

とっち +5点
あれだけの量を一気に読ませるのは凄い。
あれだけ騒がれる理由がよくわかる。

はやかわ +5点
私の99年のベストです。時間がたつのも長さもわすれました。
後半は、頭の中が感動でいっぱいで、内容がわからなくなるほどでした(笑)。特に、梁平のおじさんたちとの会話がなけました。
とにかくお勧めです。

東風 0点
二段組上下巻の大作。そのわりに、あっという間に読めてしまうほどおもしろい。おもしろいとは思うのに、主人公らの気持ちがどうにも納得いかず、読後感がすっきりしませんでした。
というわけで、点数はあえてつけません。0点は点がないって意味です。だって...どうしてああなるのかなぁ。

すぎさわあかね +5点
とりあえず、99年一番泣いた作品です。

古山裕樹 +4点
ミステリの形式を使って「家庭の悲劇」を描いたといえばロス・マクドナルドだが、彼に通じるものがある作品だと思う。というのもこの作品、事件の構造が異様なまでに手堅く図式化されているからだ。ただし事件の全貌が明るみになった瞬間の虚無感は、マクドナルドのそれとはやや異質。これはきっと、「当事者」だった3人と、事件の観察者であるリュウ・アーチャーとの違いだろう。
それはさておき、ミステリを出版することに関して、版元はかなり無神経だと思う。少なくとも後半にならないと判明しない主人公らの過去を上巻見返しに書いてしまうのはどうかと思う。あれを伏せていれば、読者への「引き」もかなり強くなっていただろうに。というわけで、未読の方はあの余計な見返しを見ないようにしましょう。

平野まどか +4点
 

よしだ +4点
泣いた。本の厚さが気にならない。すごい。

総得点 得票 平均点 5点 4点 3点 2点 1点 0点 -1点 -2点
60 15 4.00 7 5 1 1 1
総合順位 5位 男性順位 5位 女性順位 1位
20歳未満 20代前半 4位 20代後半 1位
30代 10位 40代 平均点順位 5位

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