秋風そよぐ剣尾山 

 
深山を望む
■目的地:剣尾山(784m) 
    <山域:北摂・大阪府能勢町>

■日にち:1998年9月12日(土)
■天気:晴れ
■同行者:家族全員

■コースタイム:
  行者山登山口(13:50)〜磨崖仏(14:15-14:20)〜
  行者山(14:25)〜檜植林地(14:55)〜
  鞍部道標「風の峠」(15:10)〜六地蔵(15:20)〜
  剣尾山山頂(15:35-16:00)〜
  行者山(16:50)〜行者山登山口着(17:15)

【剣尾山】 北摂を代表する山。山頂は岩峰があり、展望良し。
麓には、かんぽの宿があり入浴可。大人\600、子供\500 去年3月に比べ\100up。
今回の発見、山にはアリジゴクが結構いるもんだ。詳細は以下に...。

【ススキたなびく】 かんぽの宿に併設のキャンプ場の横を通って林道を登る。
ゲンノショウコやハギそして、ススキと秋の気配が漂う。
 でも、日中は30度を越える日が続いている。昼過ぎからの登りは、日頃の不摂生を
叩き直す汗を出すのにちょうど良い。(^^;

【行者山】 登山口で俊一・裕太が玉虫色に輝くコガネムシを見つけた。赤トンボも
飛んでいるし、バッタもいる。子供達はなかなか足が進まない。実はその影で、お父さんも
足が重い。睡眠不足か妙に眠いし、何度も来た山とは思えない。そんな中でツルリンドウや
ホトトギスなどの花がぽつりぽつりと出てくれるのは励みである。
 秋風そよぐ磨崖仏の前でひと休み。水分補給。ここまで続く木の階段は、2年前に出現
した時は違和感があったが、もう土の色になじんできている。
登山口道標  
  「右 是より行者道」 
 
   登山口の道標
 
 
     1998.9.15. 
 
【アリジゴク】 行者山から少し下ってまた登り返す。この辺りもなぜかしんどい。  さて、裕太。こいつもなかなか足が進まない。さっきから、岩の下や木の根の影を ひとつひとつ見てまわっている。アリジゴクを探しているのである。探すというより、 ここあそこにすり鉢状の巣がある。雨が少ないためか、乾いた砂の以外に多いのに気づく。  我が家では最近、カブトムシからアリジゴクに虫の興味が移っているようで、 平日は近所で探し回っているという。虫かごに砂を入れ、蟻を捕っては与えるのが 裕太の日課となっているのである。  この登りについても、裕太は「アリジゴク、アリジゴク」と念仏のようにつぶやき 続けて、気でもふれたようである。誰に似たのやら...。簡単に捕まえられるので、 家に持って帰ると言うが、適当な入れ物もないし帰宅まで時間もあるので、放して やるようになだめた。 【昼寝の山頂】 「風の峠」でも文字通り秋風が渡る。六地蔵への急登をふうふうと登る。 15時を過ぎているのでもう下りてくる人もいない。山頂手前の道脇は笹が切り払われている。 手入れの行き届いた山だ。  山頂に着くと誰もいない。景色はあいにく霞んでいるので遠望なし。しかし、柔らかい 日差しと爽やかな風。大きな岩の上で昼寝と決め込む。息子達はかくれんぼか何かをして 走り回っていた。 【遅くに登る人】 下山は来た道を戻る。気の早い葉が落ちているのと、赤みが差し てきた木漏れ日、虫の声、いやがうえにも秋の夕暮れを感じる。そんな中、今から登っていく 2、3人と出会う。一人は大きなリュックだった。上で泊まるのだろうか。
行者山から横尾山  
  行者山から 
 西日に陰る横尾山を
 望む。 
 
     1998.9.15. 
 
【かんぽの宿】 行者山登山口の近くのキャンプ場は夕餉の用意で賑やかだ。その先 に止めていた車に乗り、かんぽの宿へ入る。ここもかなりの賑わい。支配人が駐車場 への誘導をしていた。さて、風呂。男湯は芋を洗うよう。女湯は空いていたそうな。 さっぱりした後の夕食第一候補は、かんぽの宿に近いイノシシのうどん屋さん。 しかし、なんと店を閉じている。おいしい店だったのに残念。一家をあげて悔やむ。  湯上がりのすがすがしさの中、この4月に開店したスーパーで夕食と買い物をして 帰宅とあいなりました。

  剣尾山について   

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1998.9.15. BY M.KANE