平成8年度第1回総合種 基礎科目 【 解説 】



◆◆ 問1(1) ◆◆

スイッチSを開いているとき(図−1a)、合成抵抗Rは、
   R=8+(8×(4+4))/(8+4+4)
    =12[Ω]
電池Eの電圧は、オームの法則により
   E=I・R=4×12=48[V]




スイッチS閉じているとき(図−1b)の端子a−bの合成抵抗R24は、
   R24=(8×4)/(8+4)=8/3
図−1b全体の合成抵抗Rは、
   R=8+8/3=32/3
端子a−b間の電圧E24は、
   48:E24=32/3:8/3
      E24=12[V]
抵抗R2に流れる電流I2は、オームの法則により
   I2=12/8=1.5[A]




◆◆ 問1(2) ◆◆

端子a−b間の電圧をV、抵抗Rにかかる電圧をVRすると、題意より、
    力率=VR/V=0.8
    ∴ V=VR/0.8
       =120/0.8
       =150[V]
端子b−c間の電圧をVLすると
     VL=VSINθ
       =150×0.6
       =90[V]
COSθ=0.8のとき、SINθ=0.6は覚えておきましょう。(津本さん推奨)
したがって、端子b−c間の電圧は90[V]になります。





◆◆ 問3(2) ◆◆

それぞれの論理回路の入力aに0,0,1,1、入力bに0,1,0,1を入力すると出力cは次のようになります。





したがって、図−2が正解です。


◆◆ 問3(3) ◆◆

論理レベルA、Bを入力したときの出力cの論理レベルCは、次のようになります。





◆◆ 問4(1) ◆◆

増幅器の出力電力をP2、またR1、R2、R3は等しいですから、P2で消費される電力は、
    P2=100×3=300[mW]になります。

入力電力をP1、線路の伝送損失をL、増幅器の利得をGとすると、発信器から変成器の1次側までの伝送量Aは、
        





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