平成13年度第1回 デジタル1種 基礎科目 【 解説 】



◆◆ 問1(1) ◆◆

R1に流れる電流をI1、2Ωの抵抗に流れる電流をI2とすると、キルヒホッフの第1法則により、
   I1+I2=5[A] ・・・・・・@
@ の回路でキルヒホッフの第2法則を適用すると、
   48=5×4+I1・R1+5×2
   I1・R1=18 ・・・・・・A
A の回路でキルヒホッフの第2法則を適用すると、
   12=I1・R1−2I2 ・・・・B
B 式にA式を代入すると、
   12=18−2I2
   I2=3[A] ・・・・C
@ 式にCを代入すると、
   I1+2=5
   I1=2[A]
抵抗Rで消費される電力は
   P=I1・R1×I1
    =18×2=36[W]

   


◆◆ 問1(2) ◆◆


Xc、XL、Rを流れる電流をそれぞれ、Ic、IL、IRとすれば、回路を流れる全電流Iは、
    
交流電源の電圧は、
   E=I・Z=13×11=143[V]
容量性リアクタンスXcは、
   Xc=E/Ic=143/11=13[A]


◆◆ 問3(1) ◆◆

論理回路の入力aに0,0,1,1、入力bに0,1,0,1を入力すると出力cは次のようになります。



出力cが0,0,0,1から論理積になります。


◆◆ 問3(2) ◆◆

(2)論理式を論理代数の公式を用いて簡単にすると、次のようになります。

  


◆◆ 問3(3) ◆◆



   

また、各論理回路の入力aに0,0,1,1、入力bに0,1,0,1を入力すると出力cは次のようになります。






したがって、図−4が正解です。


◆◆ 問3(4) ◆◆

論理回路の入力aに0,0,1,1、入力bに0,1,0,1を入力すると出力cは次のようになります。



問題の図−7を置き換えると表−1のようになります。また、入力aが0,0,1,1、入力bが0,1,0,1を取り出すと表−2のようになり、出力が1,0,0,0になるのは、c5になります。



◆◆ 問4(1) ◆◆

変成器の入力電圧をV1、出力電圧をV2とすると、巻線比との関係は次のようになります。
   V1:V2=3:4
これにより、V1を求めると、
   4V1=3×16
    V1=12[mV]
次に電気通信回線への入力電圧をV0、伝送損失をL、増幅器の利得をGとすると、発振器から変成器までの伝送量Aは、



◆◆ 問4(2) ◆◆

B方向の漏話は遠端漏話であり、この遠端漏話減衰量は次のようになります。




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