平成13年度第1回アナログ3種 基礎科目



第1問

次の各文章の(   )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

(1)図−1に示すように、最大指示電流が30ミリアンペア、内部抵抗rが39キロオームの電流計Aに、( ア )オームの抵抗Rを並列に接続すると、最大120ミリアンペアの電流Iを測定できる。
@13 A20 B26 C50 D100
   


(2)図−2に示す回路において、交流電流が200ミリアンペア流れているとき、この回路の端子a−b間に現れる電圧は、( イ )ボルトである。
@25 A35 B125 C25,000 D35,000

   


(3)磁気回路において、コイルの巻数と( ウ )との積は、磁束を発生させる力で、起磁力という。
@電荷 A抵抗 B磁極 C電圧 D電流


(4)一般に、導線の温度が上昇したとき、その抵抗値は、( エ )。
@変わらない A減少する B増加する


第2問

次の各文章の(   )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

(1)トランジスタは、ゲルマニウム、シリコン等の結晶に微量の不純物を混入して半導体素子を形成しており、通電時に電荷を運ぶ主役が( ア )であるものを、N形半導体という。
@イオン A正孔 B分子 C電子 D原子


(2)図に示すトランジスタ増幅回路は、エミッタ接地形回路と比較すると、電圧利得が( イ )。
@大きい A小さい B等しい
   


(3)トランジスタを多段増幅回路に使用したとき、( ウ )接地方式が最も実用的な回路であるといわれるのは、入力インピーダンスと出力インピーダンスの差が他の接地方式に比較し、最も小さい等の利点による。
@エミッタ Aベース Bコレクタ


(4)ゲルマニウムダイオードの順方向動作電圧は、シリコンダイオードと比較して、一般に、( エ )。
@大小がある A変わらない B大きい C小さい


(5)定電圧ダイオードは、逆方向に加えた電圧がある値を超えると急激に電流が増加する( オ )現象を生じ、広い電流範囲で電圧を一定に保つ特性を有する。
@発光 A飽和 B降伏 Cドリフト


第3問

次の各文章の(   )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

(1)10進数の55を2進数に変換すると( ア )になる。
@010011 A110101 B100110 C011001 D110111


(2)次の論理関数Xは、ブール代数の公式等を利用して変形し、簡単にすると、( イ )になる。
   



(3)図−1の論理回路において、入力a及び入力bの論理レベルと出力cの論理レベルとの関係が表−1の真理値表で示されるとき、表中の出力レベルW、X、Y、Zは、それぞれ( ウ )である。
@0,1,1,0 A0,1,0,1 B0,0,1,0 C0,0,1,1 D0,0,0,1
   


(4)図−2の論理回路において、Mの論理素子が( エ )であるとき、入力a及び入力bの論理レベルと出力cの論理レベルとの関係は、表−2の真理値表で示される。
   
   


第4問

次の各文章の(   )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

(1)図において、入力電圧V1が0.8ミリボルト、増幅器AMP1、AMP2及びAMP3の利得がそれぞれ5デシベル、10デシベル及び25デシベルのとき、出力電圧V0は、( ア )ミリボルトである。ただし、入出力各部のインピーダンスは、すべて整合しているものとする。
@20 A40 B80 C200

   


(2)平衡対ケーブルにおける静電的な結合による漏話は、回線を構成する心線間の幾何学的配置の( イ )によって生じる。
@平衡 Aインターフェース B正方形配列 C不平衡


(3)インピーダンスの異なる伝送ケーブルを接続して音声周波数帯域などの信号を伝達するとき、その接続点における電圧は、電流には( ウ )現象が生じる。
@放射 A鳴音 B反射 C共振


(4)0.1ミリワットの電力を絶対レベルで表すと( エ )[dBm]である。
@0.1 A0 B−1 C−10


第5問

次の各文章の(   )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

(1)AM方式は、通常、伝送する信号の電圧レベルにより搬送波の( ア )を変化させる方式である。
@位相 A周期 B周波数 C振幅


(2)平衡対ケーブルでは、一般に、伝送する信号の( イ )なるほど伝送損失が増大する。
@周波数が高く A静電容量が小さく B周波数が低く


(3)デジタル伝送方式における多重化は、一般に、( ウ )分割方式で行われる。
@周波数 A時 B空間


(4)光ファイバは、コアといわれる中心層とクラッドといわれる外層の2層構造から成り、中心層の屈折率を外層の屈折率( エ )することにより、光は、中心層内を外層との境界で全反射を繰り返しながら進んで行く。
@と等しく Aより大きく Bより小さく


Ans.

第1問(ア)@ (イ)@ (ウ)D (エ)B
第2問(ア)C (イ)A (ウ)@ (エ)C (オ)B
第3問(ア)D (イ)A (ウ)D (エ)B
第4問(ア)B (イ)C (ウ)B (エ)C
第5問(ア)C (イ)@ (ウ)A (エ)A



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