平成12年度第2回デジタル3種基礎科目



第1問

次の各文章の(   )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

(1)図−1に示すように、最大指示電圧が200ボルト、内部抵抗rが( ア )キロオームの電圧計Vに、50キロオームの抵抗Rを直列に接続すると、最大700ボルトの電圧を測定できる。
@6 A12 B18 C20 D30

     


(2)図−2に示す回路において、交流電流が4アンペア流れているとき、この回路の端子a−b間の電圧は、( イ )ボルトである。
@58 A78 B96 C112

   


(3)帯電していない導体Aに正の電荷を持った帯電体Bを近づけると、AのBに近い側には負の電荷、AのBから遠い側には正の電荷が現れる。この現象を( ウ )という。
@静電誘導 A静電遮へい B超伝導 C電磁誘導 D電離


(4)規定された条件の下で、ヒューズに対してある時間通電したときに、劣化を生じないで通電できる最大電流を、ヒューズの( エ )という。
@定常 A許容 B定格 C過度


第2問

次の各文章の(   )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

(1)半導体では、温度が上昇したとき、一般に、その電気抵抗は、( ア )。
@増大する A変化しない B減少する


(2)定電圧ダイオードは、ツェナーダイオードともいわれ、ダイオードに( イ )の電圧を加え増加させたとき、ある電圧値以上で電流は急激に増大するが、そのときの端子電圧は一定に保たれている。
@順方向 A逆方向 Bパルス状


(3)図に示すトランジスタ回路において、I1を十分大きくすると、トランジスタの動作は( ウ )領域に入り、Voは、ほぼゼロとなる。このようなトランジスタの状態はスイッチのONと対応させることができる。
@負荷 A線形 B飽和 C遮断


   


(4)バイアス回路は、トランジスタ等の動作点の設定を行うため必要な( エ )を供給する回路である。
@交流電流 A直流電流 Bバイパス信号 C入力信号 Dコレクタ電圧


(5)トランジスタ増幅回路を接地方式により分類したとき、高周波特性が最も良いのは、( オ )接地の増幅回路である。
@エミッタ Aベース Bコレクタ


第3問

次の各文章の(   )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

(1)10進数の53を2進数に変換すると( ア )になる。
@010011 A110101 B101010 C101011 D101101


(2)次の論理関数Xは、ブール代数の公式等を利用して変形し、簡単にすると、( イ )になる。
   X=A・(A+B)+B・(A+B)
   


(3)図−1の論理回路において、Mの論理素子が( ウ )であるとき、入力a及び入力bの論理レベルと出力cの論理レベルとの関係は、右の真理値表で示される。
   
   


(4)図−2の論理回路において、入力a及び入力bの論理レベルと出力cの論理レベルとの関係から、( エ )の論理回路に置き換えることができる。
@否定論理和 A論理和 B否定論理積 C論理積

   


第4問

次の各文章の(   )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

(1) 図において、増幅器Tの入力レベルが−4デシベル、増幅器T、増幅器Uの利得がそれぞれ4デシベル、16デシベルで、減衰器の減衰量が8デシベルのとき、増幅器Uの出力レベルは( ア )デシベルである。ただし、入出力各部のインピーダンスは整合しているものとする。
@4 A8 B16 C32


   


(2)誘導回線の信号が被誘導回線に現れる漏話のうち、誘導回線の信号の伝送方向を正とするとき、( イ )に現れるものを近端漏話という。
@正の方向 A正負二つの方向 B負の方向


(3)反射波と入射波の電流比である電流反射係数は、( ウ )から1までの値をとる。
@−1 A0 B2 C10


(4)無限長の線路における入力インピーダンスは、その線路の特性インピーダンス( エ )。
@の逆数である Aの2倍である Bの1/2である Cと等しい


第5問

次の各文章の(   )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

(1)図は、搬送波をデジタル信号で( ア )変調したことを示す。
@パルス符号 A周波数 B振幅

   


(2)通信回線で信号を伝送する場合、信号伝送速度が高くなると必要な周波数帯域は、( イ )。
@狭くなる Aデジタル化される B一定となる C広くなる


(3)雑音量が通信回線の中継区間数に依存しないのは、( ウ )雑音である。
@熱 A量子化 B準漏話 Cショット


(4)4キロヘルツ帯域の音声信号を忠実にデジタル伝送するためには、最小限( エ )キロヘルツの周波数の周期で標本化する必要がある。
@8 A12 B16 C32

Ans.



第1問(ア)C (イ)B (ウ)@ (エ)A
第2問(ア)B (イ)A (ウ)B (エ)A (オ)A
第3問(ア)A (イ)A (ウ)@ (エ)C
第4問(ア)A (イ)B (ウ)@ (エ)C
第5問(ア)A (イ)C (ウ)A (エ)@




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