平成12年度第1回デジタル3種 基礎科目



第1問

次の各文章の(   )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

(1)図−1に示す回路において、抵抗R1が( ア )オームのとき、抵抗R3を流れる電流は5アンペアとなる。ただし、電池の内部抵抗は無視するものとする。
@4 A6 B8 C10 D12
   


(2)図−2に示す回路において、端子a−b間に60ボルトの交流電圧を加えたとき、この回路に流れる電流は( イ )アンペアである。 
   @0.75 A1.5 B3.0 C15.0 D30.0

   


(3)2個の電荷Q1、Q2の間には、Q1とQ2を結ぶ直線方向に力が働く。その大きさは、Q1とQ2のそれぞれの電荷の量に積に比例し、Q1とQ2間の距離の( ウ )乗に反比例する。
   @1/3 A1/2 B1 C2 D3


(4)一般に、導線の温度が上昇したとき、その抵抗値は( エ )。
   @変わらない A増加する B減少する


第2問

次の各文章の(   )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

(1)PN接合の半導体は( ア )半導体に正の電圧を加えたときに電流が流れ、逆の電圧を加えたときに電流が流れにくくなる整流作用を有している。
@電流制御形 A真性 BN形 CP形


(2)図に示すトランジスタ増幅回路で、正弦波の入力信号電圧VIに対する出力電圧Vceは、この回路の動作点を中心に変化し、コレクタ電流Icが( イ )のとき、Vceが最小となる。
@ゼロ A最大 B最小
   


(3)トランジスタは、エミッタとベース間に注入される( ウ )による電流によって、出力のコレクタ電流を制御する。
@イオン A自由電子 B正孔 C多数キャリア D少数キャリア


(4)トランジスタは、一般に、三つの端子を持つので、トランジスタ回路で入出力端子を設けるためには、1個の端子を共通にする必要がある。この共通端子の名称を採ってトランジスタ回路の( エ )方式が名付けられている。
@帰還 A電気的絶縁 Bバイアス C接地


(5)トランジスタに電圧を加えて、ベース電流が30マイクロアンペア、エミッタ電流が2.40ミリアンペア流れたとき、コレクタ電流は、( オ )ミリアンペアとなる。
@2.10 A2.37 B2.43 C2.70


第3問

次の各文章の(   )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

(1)JIS X 0122(2値論理素子図記号)において、論理和(AND)素子を表す図記号は、( ア )である。
   


(2)次の論理関数Xは、ブール代数の公式等を利用して変形し、簡単にすると( イ )になる。
    
   


(3)図−1の論理回路において、入力a及び入力bの論理レベルと出力cの関係が右の真理値表で示されるとき、表中の出力論理レベルW、   X、Y、Zは、それぞれ( ウ )である。
@0,0,0,0, A0,1,0,0 B1,0,1,1 C1,1,0,1
   


(4)図−2に示すベン図において、A及びBは、それぞれの円の内部を表すとき、塗りつぶした部分を示す論理式は、( エ )で表すことができる。

   


第4問

次の各文章の(   )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

(1) 図−1において、発振器の出力電流が180ミリアンペア、減衰器の減衰量が( ア )デシベルのとき、電流計の読みは1.8ミリアンペアである。ただし、入出力各部のインピーダンスはすべて同一値で整合しているものとする。
@40 A60 B80 C100
   


(2)通信線路における漏話のうち、図−2の破線の矢印で示す方向に現れる漏話を( イ )漏話という。
@間接 A近端 B遠端 C準
   


(3)長距離の線路を介して信号を伝送する場合、線路のインピーダンスに対する受端インピーダンスの比が( ウ )のときに最も効率よく信号が伝送される。
  


(4)伝送路の両端に接続した端末装置の入出力インピーダンスがすべて等しいとき、送信側の端末装置の出力電圧と受信側の端末装置の入力電圧との比が2であれば、これらの出力電力と入力電力の比は、( エ )である。
  


第5問

次の各文章の(   )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

(1)振幅変調と周波数変調を比較した場合、変調速度が同じならば伝送に必要な占有帯域幅は、( ア )。
@周波数変調の方が広い A同じである B振幅変調の方が広い


(2)PCM信号は、原信号を( イ )して得られたパルスの振幅を2進符号化して表す。
@多重化 Aコーディング B標本化 C平準化


(3)SSB通信方式とは、振幅変調によって生じた( ウ )伝送する方法である。
@上側波帯又は下側波帯のいずれかを A一方の側波帯と他方の側波帯の一部を B上側波帯と下側は帯の両方とも 


(4)光ファイバ通信では、電気を光に変換する素子として、( エ )や発光ダイオードを用いている。
@トンネルダイオード A半導体レーザダイオード Bツェナーダイオード CSCR


Ans.

第1問(ア)D (イ)A (ウ)C (エ)A
第2問(ア)C (イ)A (ウ)D (エ)C (オ)A
第3問(ア)D (イ)C (ウ)@ (エ)C
第4問(ア)@ (イ)B (ウ)A (エ)C
第5問(ア)@ (イ)B (ウ)@ (エ)A



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