平成１３年度第２回アナログ３種　基礎科目

第１問

次の各文章の（　　　）内に、それぞれの解答群の中から、「電気通信事業法」及び「電気通信事業法施工規則」に規定するもの又はこれらの規定に照らして正しい答えを選び、その番号を記せ。　　（小計２５点）

（１）第一種電気通信事業は、電気通信回線設備（送信の場所と受信の場所との間を接続する（ ア ）及びこれと一体として設置される交換設備並びにこれらの附属設備をいう。）を設置して電気通信役務を提供する事業である。 （５点）
　　　�@線路設備　�A電気通信設備　�B伝送路設備


（２）次の二つの記述は、（ イ ）。 （５点）
Ａ： 事業用電気通信設備とは、第一種電気通信事業者及び特別第二種電気通信事業者がその電気通信事業の用に供する電気通信設備をいう。
Ｂ： 自営電気通信設備とは、第一種電気通信事業者が設置する電気通信設備であって端末設備以外のものをいう。
　　　�@Ａのみ正しい　�AＢのみ正しい　�BＡもＢも正しい　�CＡもＢも正しくない


（３）工事担任者試験に合格しても、総務大臣から工事担任者資格者証の交付を受けられないことがある者について述べた次の二つの記述は、（ ウ ）。 （５点）
Ａ： 他の種類の工事担任者資格者証の交付を受けている者
Ｂ： 工事担任者資格者証の返納を命ぜられ、その日から１年を経過しない者
　　　�@Ａのみ正しい　�AＢのみ正しい　�BＡもＢも正しい　�C　もＢも正しくない


（４）第一種電気通信事業者は、端末設備に（ エ ）がある場合において必要と認めるときは、利用者に対し、その端末設備の接続が総務省令で定める技術基準に適合するかどうかの検査を受けるべきことを求めることができる。 （５点）
　　　�@支障　�A異常　�B故障


（５）端末設備を電気通信回線設備に接続するための検査に従事する者は、（ オ ）を携帯し、関係人に提示しなければならない。
�@電気通信設備検査職員証　�A工事担任者資格者証 �B電気通信主任技術者資格者証　�Bその身分を示す証明書


第２問

次の各文章の（　　　）内に、それぞれの解答群の中から、「工事担任者規則」及び「端末機器の技術基準適合「有線電気通信法」に関するもの又はこれらの規定に照らして正しい答えを選び、その番号を記せ。　　（小計２５点）

（１）次の二つの記述は、（ ア ）。 （５点）
Ａ： 専用設備に自営電気通信設備を接続するときは、工事担任者を要する。
Ｂ： 技術基準適合認定を受けた端末機器を総務大臣が別に告示する方式により電気通信回線設備に接続するときは、工事担任者を要しない。
　　　�@Ａのみ正しい　�AＢのみ正しい　�BＡもＢも正しい　�CＡもＢも正しくない


（２）次の二つの記述は、（ イ ）。 （５点）
Ａ： アナログ第３種工事担任者は、端末設備に収容される電気通信回線の数が１のものをアナログ伝送路設備に接続するための工事を行い、又は監督することができる。
Ｂ： アナログ第３種工事担任者は、自営電気通信設備に収容される電気通信回線の数が１のものをアナログ伝送路設備に接続するための工事を行い、又は監督するころができる。
　　　�@Ａのみ正しい　�AＢのみ正しい　�BＡもＢも正しい　�CＡもＢも正しくない


（３）工事担任者は、（ ウ ）は、別に定める様式の申請書に当該資格者証及び変更の事実を証明する書類を添えて総務大臣に提出し、資格者証の訂正を受けなければならない。 （５点）
�@ 住所に変更を生じたとき　�A氏名に変更を生じたとき �B他の種別の工事担任者試験に合格したとき　
�C電気通信事業法の規定に違反したとき


（４）有線電気通信方は、有線電気通信設備の設置及び（ エ ）を規律し、有線電気通信に関する秩序を確立することによって、（ オ ）の増進に寄与することを目的とする。 （５点×２＝１０点）
　　　�@提供　�A使用　�B管理　�C国民生活の向上　�D国民の利便　�E公共の福祉


第３問

次の各文章の（　　　）内に、それぞれの解答群の中から、「端末設備等規則」に規定するもの又は同規則の規定に照らして正しい答えを選び、その番号を記せ。（小計２５点）

（１）端末設備の機器の金属製の台及び筐体は、接地抵抗が（ ア ）となるように接地しなければならない。ただし、安全な場所に危険のないように設置する場合にあっては、この限りでない。 （５点）
�@１０オーム以下　�A１０オーム以上　�B１００オーム以下 �C１００オーム以上　�D200オーム以下　�E２００オーム以上


（２）次の二つの記述は、（ イ ）。 （５点）
Ａ： 選択信号は、主として相手の端末設備を指定するために使用する信号をいう。
Ｂ： 絶対レベルとは、一つの有効電力の０．１ミリワットに対する比をデシベルで表したものを言う。
　　　�@Ａのみ正しい　�AＢのみ正しい　�BＡもＢも正しい　�CＡもＢも正しくない


（３）配線設備等の評価雑音電力（通信回線が受ける妨害であって人間の聴覚率を考慮して定められる実効的雑音電力をいい、誘導によるものを含む。）は、絶対レベルで表した値で定常時においてマイナス（ ウ ）デシベル以下でなければならない。 （５点）
　　　�@５２　�A５８　�B６０　�C６４　�D６８


（４）端末設備は、（ エ ）から漏えいする通信の内容を意図的に識別する機能を有してはならない。 （５点）
　　　�@自営電気通信設備　�A事業用電気通信設備　�B他の端末設備　�C専用設備


（５）端末設備内において電波を使用する端末設備にあっては、総務大臣が別に告示するものを除き、使用される無線設備は、一つの筐体に収められており、かつ、容易に（ オ ）ことができないものでなければならない。 （５点）
　　　�@開ける　�A点検する　�B交換する　�C改造する


第４問

次の各文章の（　　　）内に、それぞれの解答群の中から、「端末設備等規則」に規定するもの又は同規則に照らして正しい答えを選び、その番号を記せ。　（小計２５点）

（１）アナログ電話端末の発信の機能に関する次の二つの記述は、（ ア ）。 （５点）
Ａ： 自動的に選択信号を送出する場合にあっては、直流回路を閉じてから３秒以上経過後に選択信号の送出を開始するものでなければならない。ただし、電気通信回線からの発信音又はこれに相当する可聴音を確認した後に選択信号を送出する場合にあってはこの限りでない。
Ｂ： 発信に際して相手の端末設備からの応答を自動的に確認する場合にあっては、電気通信回線からの応答が確認できない場合選択信号送出終了後１分以内に直流回路を閉じる機能を備えなければならない。
　　　�@Ａのみ正しい　�AＢのみ正しい　�BＡもＢも正しい　�CＡもＢも正しくない


（２）選択信号が２０パルス毎秒方式のアナログ電話端末のダイヤルパルスに関する次の二つの記述は、（ イ ）。 （５点）
Ａ： ダイヤルパルス速度の規格値は、２０　１．０パルス毎秒以内である。
Ｂ： ダイヤルパルスメーク率の規格値は、３０％以上４２％以下である。
　　　�@Ａのみ正しい　�AＢのみ正しい　�BＡもＢも正しい　�CＡもＢも正しくない


（３）直流回路を閉じているときのアナログ電話端末の直流回路の直流抵抗値は、２０ミリアンペア以上１２０ミリアンペア以下の電流で測定した値で５０オーム以上（ ウ ）オーム以下でなければならない。ただし、直流回路の直流抵抗値と第一種電気通信事業者の交換設備からアナログ電話端末までの線路の直流抵抗値の和が５０オーム以上１，７００オーム以下の場合にあっては、この限りでない。（５点）
　　　�@１００　�A１２０　�B２００　�C３００


（４）アナログ電話端末の送出電力及び不要送出レベルは、平衡（ エ ）オームのインピーダンスを接続して測定しなければならない。（５点）
　　　�@１００　�A３００　�B６００　�C１，０００


（５）アナログ電話端末の選択信号がダイヤルパルスである場合、そのダイヤルパルスの信号の規格には、ダイヤルパルス速度、ダイヤルパルスメーク率及び（ オ ）がある。 （５点）
　　　�@信号送出時間　�Aミニマムポーズ　�B周期　�C信号周波数偏差

Ans.

第１問（ア）�B　（イ）�@　（ウ）�A　（エ）�A　（オ）�C
第２問（ア）�A　（イ）�@　（ウ）�A　（エ）�A　（オ）�E
第３問（ア）�B　（イ）�@　（ウ）�C　（エ）�A　（オ）�@
第４問（ア）�@　（イ）�C　（ウ）�C　（エ）�B　（オ）�A

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