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[2007-01-01 新聞 第17号より]

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●文学の最前線へ飛躍

 ルパン新聞編集者として10年間の元銀行員、辻高史さんは「ショートショート」@に卓越した「坂くらべ」を書き、ルパンの仲間を驚かした。(写真:辻高史さん

 辻さんはやや右半身不随だが、ルパンには10年前入会という第一期生。熱心な会員で、新聞製作の腕は上がるのだが、原稿用紙(400字)200枚の児童文学「時代劇」を書いた以降は鳴かず飛ばずの毎日が続いた。

 ところがルパンが「ショートショート」に力を入れると辻さんの顔色が変わった。「こんな面白い小説はない」と短い短編を次々と書いた。そのいずれもが面白い。またたく間にルパン文芸では、ショートショートの第一人者になった。「僕に何が起きたのか分からないよ」と辻さんが言うが、これが文学の魔力というのか。辻さんはこの新聞も作った。



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