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[2002-12-12 新聞 第12号より]
   児童文学はルパン文芸が出版   



ルパン文芸は2002年秋、いよいよ児童文学の出版を開始。第一号として小野寿弥著「ドラの冒険」(さし絵・大野彩子)を出版した。 書店に頼らずに書き手と読者をストレートに結ぼうという画期的な出版だ。

「ドラの冒険」は、当会児童文学部門のホープで全身不随・車椅子生活の小野寿弥さん(四三歳)が書いた愉快な傑作・「赤ちゃんこんにちは」と「ドラの冒険株式会社」の二編からなる全六四ページの魅力的な本で、ストーリーの面白さが子どもから大人まで幅広い層に受け、小学校では先生が児童から借りていったほどの人気。

現在、書き手(作家)と読者の間には書店、取次店などが介在しそれが一つの権力になっているため、ルパンの挑戦は出版民主化を目指している。

今回はルパンが発行している新聞「ルパン文芸」やホームページなどを使って読者に知らせる新方式をとった。
  (希望者は下記の連絡先に御注文下さい)

ルパン文芸ではこれを機に次々と児童文学の出版をしていく予定で、第二号には浦安の浜に生きる少年マサを書いた布益正隆さんの五感に響く作品を企画。第三号は色彩豊かな作品、第四号はかわいい主人公(小熊のチャ―)が登場する作品など、会員たちのユニークな児童文学作品の出版が進んでいくことになる。

これまでノミネートされた第一号の小野寿弥さんら四人のうち三人までが、失明、半身不随などの障害を持っている。


 「ドラの冒険」(一冊700円・送料別)の注文先
  電話:  047-350-1331
  FAX: 047-350-1348

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