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[2002-12-12 新聞 第12号より]


ドラの挿し絵に人気
松崎市長も興味深く


(写真)前列、右側より松崎市長、本城さん、小野さん。後列、右側より大野さん、岡本さん、本城さんの奥さん
 
2002年11月7日〜10日の4日間、新浦安駅前にある市民プラザ・WAVE101で小野寿弥さん(43)が書いた児童文学「ドラの冒険」の出版を記念した「ルパン・本と絵展」が開かれ、浦安市の松崎市長など380人の来場で賑った。
展覧会では第一回ルパン文芸賞授賞者の小野寿弥さん著「ドラの冒険」(ルパン文芸刊)の本とさし絵原画一〇枚が中央に展示され、会期中の本の注文が九〇冊を越えるほどの人気だった。

このほか、第一回山本祐司ノンフィクション賞を受賞した会員の阿部基冶さん著「金嬉老の真実」「贖罪」(近代文芸社刊)、ルパン文芸主宰で代表の山本祐司さん著「特捜検察」「最高裁物語」(講談社刊)、会員たちの共著「面白きこともなき世を面白く」(ふこく出版刊)などの本が展示紹介された。

また「ドラの冒険」のさし絵を描いた大野彩子さんと半身不随の画家・本城寿三郎さんの油絵三〇点ほども展示され会場に花を添えた。大野さんの静物を中心にした抽象的な絵と本城さんの繊細で色鮮やかな風景画の組み合わせが好対照で来場者を喜ばせていた。 三日目には一〇月末の市長選で再選されたばかりの松崎市長も訪れ、ノンフィクションの取材方法など興味深く質問する一幕もあった。

九日(土)三時半から会場隣室で開かれた祝賀会は出版代理店・アップルシードの鬼塚忠社長や太極拳長江会の長尾豊喜道長らを迎えて、山本代表の出版への意気込みを語る挨拶から始った。介助者と共に車椅子で出席していた小野寿弥さんは駆けつけた福祉センターの人たちにも祝福されて終始笑顔だった。

太極拳長江会からは筑波山の富裕柿と共に来年度の「山本祐司ノンフィクション賞」の寄託金が贈られ、会員たちは「益々頑張らなくては!」と言って喜んだ。

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