tomomiさん

「みやたくんとのつり」 (4年4月時   東京先生のアドバイ

 お父さんのじゅくのせいとのみやたくんということ、天白川につりにいきました。
みやたくんとまちあわせをしていて、その場所でつりをはじめました。
エサはみやたくんのお母さんが作ってくれたパンです。さいしょはぜんぜんつれなくて、いったんみんなでお昼を食べにいきました。
 お昼ごはんをたべおわってから橋をこえたところでつりはじめました。そして、みやたくんにいろいろエサをつけたりしてもらって、パンを3人(姉、私、妹)でつまみぐいをしていたら、みやたくんが、
「先生、つれました!!」
とさけびました。みんながいっせいに動きました。私はあみをもっていきました。つった魚を みやたくんがすくってその下から私もすくいました。魚(こい)の大きさはだいたい55センチメートルぐらいです。
おとうさんが、
「よし、つるぞー」
 といって、私といっしょにつりはじめました。
「ん?お!!つれたぞ、つれた、つれた!」
とお父さんがいいました。つりざおは、ぐんぐん引っぱられています。そのとき、つりざおがきゅうにすっともとどおりになりました。 
 「あれ?はりがとれてる。」  
 とお父さんはくやしそうにいいました。
 しばらくしてまたお父さんが、
 「お?今度は逃がさないぞ」
 といって、どんどん引いています。私もあみをもって下へおりていきました。今度はちゃんとつれました。大きさは、55〜60センチメートルぐらいでした。つれた魚はちゃんと川にかえしています。
だいぶたってから、私のエサに魚がパクとくいつくのをみました。そのときお父さんは、お母さんの方に行っていて、私はひとりでつっていたのです。だからどうしていいかわからなくて、ただ
「お父さん早く来て。」 
 というだけでした。
 その時、私もはりをとられてしまいました。
しばらくたって三組同時に  「つれた!」
 とさけびました。そして、三匹つれたところで、長さをはかろうとしたら私とお父さんでつった、一番大きい魚が自分ではねながら川にもどってしまいました。のこった二匹の大きさは55センチメートルぐらいと50センチぐらいでした。

 最後にみやたくんが
 「つらせてくれたおれいにパンをなげてあげるんですよ。」
 といったのでみんなでのこりのパンをなげました。
 

東京先生のアドバイス
知美さん
 みやたくんというのは、つりの天才なのだろうか。まるで、まほうの 少年のように、ふしぎなみりょくがあるね。
 この作文はつりのことなので、できごともおもしろく、こころのわくわくもよくつたわってくる。
とてもていねいに書いているのがいいのだ。
 とくに、自分のさおにも魚がかかって、まわりにだれもいないので、あわてるところは、よくわかる。ドキドキするんだよね。
 魚の大きさをきっちり書いているところもいい。
 さいごに、おれいにパンをあげるというのも、いい話だ。
全体に、おとぎばなしのようなムードがあって、おもしろかった。

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