私の本棚は九に区切られている。
左下にはドラえもん専用コーナーが設>立されている。これはどうでもいいや。そのとなりには社会派?とでもいう「ゴーマニズム宣言」という思想マンガが20冊程並んでいる。思想マンガが十二歳の少女の本棚にある。
しかもその片隅には……ある有名作家の本が並んでいる。その作家の本はもう一段上まで続いている。その作家が私は大好きだ。めちゃめちゃ面白い。その作家はプロイラストレーター(つまり絵がとてもうまい)のお仕事もなさっており、その絵がのっている本にこういうのがある。
それはジャスコ八事店の本屋で父が見つけた本であった。講談社文庫の本である。”あの、特徴的な人物はまさしく!おや、この一緒にかいてあるオヤジはだれだ……。という風に絵に目がいった。次に赤い題字が目にはいった。へんな題やなあ、ほんまにこれあの作家かあ、ちがう、文を書いた人はゲエエエエー。父に本を見せられた私は二秒の間にこれだけのことを考えた。うわあ、こんな本あるもんだなあ。
しかもその本は続編が二つもある。おそろしや、おそろしや。
さて、その作家のデビュー作「ちくろ幼稚園」をうちの弟が七歳から愛読している。私はその本を友人に貸し学校で広めている。うわあ。
もうこの作家がだれだかおわかりになられたと思います。さぶいぼが立ってくるでしょう。
もういい、先へいこう。
次に私が好きなのはけらえいこだ。あたしんちというマンガを読売新聞に連載している。めちゃくちゃ笑える。この本も弟が読んでいる。
その上に昭和54年版の歴史マンガがずらりと並んでたっぷりほこりをかぶっている。
そのとなりにファンタジィなどの名文学とよばれる本が並んでいる。
その中に、キンコの夢(ほんとは漢字)もまじっている。この本は学校で読んでいて机の上においておいた。すると、
伏見「あれええ。幕府って名古屋にあったのお?」
藤丸「え、江戸は東京だぜ。」
伏見「でもこの本にはー」
藤丸「え、それはおかしいぞ。え?」
ケンケンガクガクケンケンガクガク…
最高に笑えた。この藤丸というのはとんでもない奴で、頭はいいがノストラダムスを知らないツワモノで、伏見というのは地下鉄鶴舞線の駅名である。
さて、本題にもどろう。その辺は最近読んでない。だいたい赤毛のアンと大草原の小さな家はつまらない。山場がないし、なによりオチがない。オチがなきゃあだめである。という訳で、私は東海道中膝栗毛もすきである。
その上は、父の本とゲームの本しかない。そうそう、その他に私は柴門ふみが好きである。
というわけで、先生今度サイバラを連れてきてください。
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