Source lure fishing first grader

山釣りルアーフィッシング1年生の道具
パックロッド・・・Daiwa ファントム565TLFS-Si、仕舞寸法44cm源流用、ルアー2.5-14g ライン4-10lb 96g 全長1.68m
リール・・・小型のスピニングリール Daiwaエンブレム−S1500C
ライン・・・モーリスVALIVASスーパートラウトノルディック4lb(秋山君から、これでは細すぎると指摘された。6lb〜8lbがベストとのこと。)
2001年4月22日、白神山地I沢。
気温1度、最後には雨アラレが降る寒〜い悪コンディション。今日もキャスティングの練習で終わりかと思ったが・・・。キャストが下手なので、瀬にミノーを流し、瀬尻からゆっくりリーリングするとまもなく、電撃のようなアタリ、「やった〜!」と一人奇声を上げる。7寸ほどの小物だったが、感激で思わずチュ〜をしてリリース。
ロッド(予備)・・・トラウトスピニングロッド トラウディア502UL KENCraft 二本継
階段状の山岳渓流、しかも雪代で渦巻き、ルアーのポイントは少ない。まさに餌釣りの独断場のような渓流だ。でもじっと我慢、我慢・・・ 初ヒットを祝うかのように咲き乱れるカタクリ群落。
小渓流ながら、ちょっと深みのある瀬尻でやっとキープサイズ。嬉しさがこみあげ、写真を撮りまくる。それにしても、イワナがよくもこんなオモチャみたいなものに食いつくもんだと不思議に思う。源流では、餌釣りに比べれば、ポイントは格段に少ないが、餌釣りや毛針より数倍オモシロイのでは・・・という新鮮な感動があった。
渓沿いに咲く白いイチゲの大群落。 この淵には、イワナが群れていたが、稚拙なルアーには食いついてくれなかった。まだまだ修行が足りない、と言わんばかりに、イワナは悠然と深い淵へ消えていった。
帰路、ギョウジャニンニクを採ったが、食べ過ぎて体調を崩してしまった。やはり食べすぎにはご用心の山菜だ。 2001年4月28日〜30日の山ごもりにも、頑固一徹にルアーに徹した。とは言うものの、ほとんどポイントはなく、暇を持て余して写真ばかり撮っていたのだが・・・。ゴーロ終点の長い瀬尻でヒットしたイワナ。
同一ポイントでミノーにヒットした2匹目のイワナ。これまで、ヒットしたのは全てミノー。この後、滝壷でスプーンにもヒットした。山釣りにルアーは似合わない、いや日本の山岳渓流では通用しないと思っていたが、だんだん釣れる確信のようなものを持てるようになった。これは、私にとって革命的な出来事だったと言える。八久和川や北海道日高のような大渓流では、恐らく素晴らしい威力を発揮するだろう。年をとるにつれて、釣りには興味がなくなっていたが、初めてのルアー体験で、2001年は、釣りの原点に帰る年になりそうだ。
せせらぎの音を発する小沢とニリンソウ。 新人柴田君を加えて、2001年初の山釣りは6名の大パーティ。源流酒場は、いつ果てるともなく、山釣り談義で賑わい、新たなドラマを予見させる素晴らしいスタートだった。