観音崎灯台
高さ19bの灯台が三浦半島の突端に建つ 眼下の浦賀水道を一日に通る船は八百隻。 あかりをともしてから百三十年の間、観音崎灯台は照らし続けてきた。 初点灯は1869年(明治二年)、旧暦の1月1日。落花生の油を使い、フランス製レンズで強めた光は17海里(31キロ)沖まで届いたという。 |
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「喜びも悲しみも幾年月」という映画があった。 灯台守の夫婦の人生を描いた木下恵介監督の作品だ。 物語は、主人公の夫婦が観音崎灯台に赴任するところから始まる。 日本最初の洋式灯台という格式と、東京への近さ。観音崎の勤務は灯台守のあこがれでもあった。 |
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観音崎公園の中にあるわが国初の洋式灯台。
フランス人技師のフランソワー・ウエルニーが建て、
明治二年一月一日に初めて点灯した。