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台風一過が危ない…第一人者が警告「10・24までに首都圏地震も」
日刊ゲンダイ 2013年10月16日
「今月24日までに、首都圏M7.5、震度6、7規模の地震が起きる」――。地震雲研究の第一人者が、緊急警告だ。
大地震の予測を出したのは、北陸地震雲予知研究観測所の上出孝之氏。30年以上地震雲の観測を続け、スマトラ沖地震(04年、M9.3)や四川省地震(08年、M8.0)の発生などを予知し、2年半前の3・11直前の三陸沖地震も的中させた。
今回も上出氏は帯状の巨大な地震雲を観測。08年の四川省地震の直前に出ていた地震雲と、形や大きさがよく似ていたという。
「今月9日の午前9時から午後3時の間、自宅から見て南西の空から北東にかけて発生していました。私の蓄積データや経験則から、この方角に地震雲が出ると、かなりの高確率で、東京湾から福島沖の範囲、つまり関東全域と福島県の間で地震が起きています。発生した地震雲が四川省地震と同じくらいの規模だったことから、今回はM7.5(±0.5)の地震が起きる可能性がある。地震雲の発生から2週間程度は、要注意。震度6〜7の揺れを警戒してください」
<重なる不安要素>
12日未明には、茨城県北部と南部で震度4の地震が起きた。関東周辺の地震は収まる気配がないだけに心配だ。さらに、上出氏は続ける。
「関東大震災の直前が大嵐だったとの記録が残っているように、私が調査してきた過去の統計から見ても、台風の後や満月の前後は大きな地震が発生しています。今週は、16日に台風26号が本州に接近すると予報されており、19〜20日は満月。不安要素が重なっているだけに、なおさら注意が必要です」
上出氏の一連の地震予知は、マスコミや関係自治体に発信されている。昨年1年間は48回の予知のうち42回が的中。今年(10月14日現在)は31回中24回も的中させているという。それだけに侮れない。心構えはしておきたい。
特集・地震雲 ・地震列島日本
「地震雲を見た」「直下型地震が首都で起きるのではないか」――気象庁や全国の地方気象台には、新潟県中越地震の後、こんな電話やメールが相次いでいる。 雲と地震の関係は科学的にはわかっていない」と話す。多くは、巻積雲(うろこ雲、いわし雲)や高積雲(ひつじ雲)だという。気象庁のまとめでは2004年、マグニチュード(M)6以上の地震は11月末までに19回。このうち、新潟県中越地震とその余震が5回を占める。震度4以上の地震は88回。うち、中越地方の地震が58回に上る。
2006年2月23日 川崎市・南の空に
2006年2月22日 川崎市・南の空に
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