学校をつくろう

− ケネディのアポロ計画の演説のように −


Feb. 11, 2000

By KAZUHIRO SHIMOURA

 

我々は学校をつくる事を決意した。ネットワーク上に。本物の数千分の一のコストで実現できる。誰もが生徒であり先生でもある、そんな学校をつくろう。メーリングリストにあなたのアドレスを登録すればその活動に参加できる。

 

なぜ学校をつくるのか?われわれがそれを今必要としているからである。新しい社会を生きるには、新しい知識と新しい出会いが必要である。ネットワークは善意と良識によって運営され、新しい可能性がそこから誕生するのだ。

 

大容量の光ケーブルに接続されたサーバー群、その上で休むことなく働いているソフトウエア、それが学校のインフラである。オープンソースで鍛えられた堅牢なソフトウエアの上にオープンソースで鍛えられた堅牢な知識が蓄積される。

 

あなたは社会や次の世代に伝えたい事をそこに書き込む。ネットワークの学校は光海底ケーブルによって連結され、あなたは海外の学校にも参加できる。有用なサイトはリンクされ、誰もが学校の建設、改良に参加することができるのだ。

 

そこはまた、文化活動の基盤ともなる。多くの小説、絵画、音楽、映画がそこに公開される。それは無料のものもあり、また簡単で信頼性の高い国際的な少額決済手段も提供されている。ネットワークを活動基盤とする表現者も誕生するのだ。

 

教育を本来の姿にもどし、そこに真の自由を実現するために、学校を創ろう。ネットワークの上に理想の教室を創ろうではないか。つぶらな瞳をもった我々の子供達のために。

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