▲360度の世界 - 近畿

- 良-01


谷瀬の吊橋 (たにせのつりばし)
●所在地:奈良県吉野郡十津川村(R168) ●撮影日:2001/01/07(日) 曇
 紀伊半島の中央を流れる十津川に架かる長さ297m、高さ54mの吊り橋。歩道専用の吊り橋としては日本一の規模とのこと。
 普通、この手の吊り橋はかなり揺れるものだが、これは大きなせいか揺れが少ない。しかしそれでも高さの恐怖に変わりはない。
 橋の解説板によれば、完成は昭和29年。それまでの丸木橋が洪水のたびに流されるので一戸あたり20万円、計800万円で架設したとのこと。
 水量の割に広い河原は以前は集落や耕地だったため。しかし明治22年の大水害で被災者は北海道に移住し、新十津川村(現在は町)を作った。

 吊り橋のたもと。
 「一度に20人以上渡れません」との注意書きが。右側に管理人が入るようなボックスがあるが別に有料ではない。

 吊り橋の途中から下を見る。
 写真よりも実際はずっと高く見える。
 足元の板は隙間なくしっかり張ってあるのだが、どうしても割れてしまいそうに思えて怖い。


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