(1999/07/04更新)

初めての北海道 02
フェリーの旅-2



 フェリーの旅、その2。
 時間は飛んで、苫小牧から八戸への帰りの航海です。



所在地:青森県八戸市,北海道苫小牧市
撮影日:1999/06/26(土)-1999/06/27(日)
Digital Camera:FUJIFILM DS-8
Camera:Canon EOS100QD + EF28-80mm, EF80-200mm, Tokina AF 235II
Scanner:HEWLETT PACKARD PhotoSmart
Re-Touch: Adobe Photoshop 5.0, Jasc Software Paint Shop Pro 5
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 とうとう北海道を後にする。
 苫小牧フェリーターミナルの正面。八戸よりも大きく新しい施設だ。
 往路と同じく八戸へは1日3便。09:30発−18:00着、21:15発−翌06:15着、24:00発−09:30着。時間をいちばん効率的に使える21:15発の便を予約した。
 往路で懲りているので、なるべく早く乗船しようと昼の2時半には、ここ苫小牧フェリーターミナルに着いてしまった。ご飯を食べてから支笏湖あたりまで往復しようかとも思ったが、さすがに8日間の疲労がたまっていたのか動く気になれない。(ちなみに北海道では7泊連続車中泊)
 しかしこんなに早く到着しても乗船の順番には関係なく、無意味であったのだ。
 仙台行きの船が港を出ていく。
 乗船手続きは出航のおよそ4時間前の17:30から、実際の乗船は1時間前の20:00から。時間を持てあましてフェリーターミナルをうろうろする。
 苫小牧では乗船待ちの車はフェリーターミナルの建物の裏、港側に駐車する。八戸行きの車は仙台行きの車などと同じ場所を使うので、前に出航する船に車が積み込まれてから移動する。
 フェリーターミナルというのは案内が不親切で、どこに駐車すればいいのか迷う。一番乗りするつもりで乗船手続きも早く済ませたが、積み込みの順番は適当なので、到着が早くても遅くてもほとんど関係はない。いずれにしろ、それほどの込みようでもなかったので遅くてもよかった。
 八戸に帰るシルバークィーン号。
 この船は新しく、往路のばにあ号とは雲泥の差であった。乗客はほどほどで2等室も余裕があり嘘のように快適であった。
 ピカピカの展望風呂も24時間入浴可能。入る人も少なく、出航直後でも私のほかに1人か2人しかいない。夜中に目が覚めたので風呂に入ったら私一人。貸し切りであった。船室ではそれほど感じないが、湯船に浮いていると、意外なほど船が大きく左右に揺れていることがわかる。のぼせもあって気分が悪くなりそうである。長湯も考えものだ。
 大海原の向こうから朝日が昇る。
 朝日に向かってたなびいた雲が薄く染まる。
 船の上で迎える夜明けは格別。フェリーの旅では朝日を見なければ損だ。
 しかし結構冷える。7月も間近だというのに夜は寒かった。無料で毛布を貸しだしていたのだがもらいそびれた。ちなみに往路では有料。
 船がゆっくりと港に接岸する。濃霧のため八戸入港は30分ほど遅れた。
 船を埠頭にもやう綱を引っ張り上げる係員。船を埠頭にもやう太い綱は、まずその先につないだ細い綱を岸壁に投げつけて届けて引っ張る。
 別の船だが、苫小牧では船の上から細い綱の先につけたボールを人間の手で岸壁に投げつけていたが、この船は圧縮空気による銃のようなもので打ち出した。
 また、苫小牧では綱を四駆の車で引っ張っていたが、八戸では見かけなかった。このへんの作法は港によって違うのか。接岸作業はなかなか興味深い。
 フェリーの車両デッキ。
 往路では入港のだいぶ前から車に乗り込んで待っていたが、車に乗るのは接岸したのを見届けてからで充分に間にあう。
 往路ではほとんど最後に積み込まれ、出口のすぐそばだったので到着後3番目くらいに下船することができたが、今回比較的最初に積み込まれたら、港に着いてからもかなり待たされた。
 再び北海道に行けるのは来年だろうか。





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