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2002/06/28 (金) W杯 |
いやあ、シビレるねえ、カーンの漢っぷり。 しかしW杯、試合そのものにはさほど興味はないが、面白いですね。 普通の感覚を持った一般人(つか2ちゃんねらー)とテレビ屋,ブン屋の攻防が。 韓国に対する一般人の常識的な反感と、一切批判的な報道を排除する「大本営発表」のマスコミ。 テレビ屋,ブン屋というのは、私が定義するところの悪しき都市住民の典型だ。あるいは文系人間、(広義の)オタク。ホールデン・コールフィールド言うところのインチキ野郎(©サリンジャー&野崎孝)。 韓国チームとサポーターを擁護する気にはまったくならないが、ニッポンのテレビ屋ブン屋のインチキ野郎ぶりに対する怒りが何倍にも増幅されて韓国への反感へと繋がっている状況はなんとも災難ですなあと、お見舞い申し上げるしかない。 さて、テレビ屋ブン屋は、なぜ心にもない韓国マンセーをするのか? 今回のインチキ報道ぶりは、あまりにも異常だし不愉快だ。 身も蓋もない言い方をすれば馬鹿だからってことなんだけど、少々真面目に科学的に言うなら、つまりは彼ら(テレビ屋ブン屋)は、差別という問題に関して、根本的に勘違いをしているのである。 彼らは差別と差別心が区別できていない。 物理的な「差別」はないに越したことはないが、「差別心」を消す必要はまったくない。 いや、無理に差別心を消そうとするのは愚かなことだ。差別心を持っていようがいまいが、物理的に差別さえしなけりゃあ、それでいいのだ。 (もっとも真に科学的にシリアスに考えるなら、40億年の生命の歴史を考えた場合、差別心はもちろん、物理的な差別とて、それを消すのが正義であるとは決して言えないのであるが) テレビ屋ブン屋の異常な韓国マンセー報道は、彼らの心の中に存在する人一倍の差別心に由来する。 卑近な例だが、私が糊口をしのいでいる世界でも、倫理について深く考えもしないピーコ野郎ほど、ソフ倫なぞを作って考えるポーズだけ取りたがる。 普通の人間なら、常識的な謙虚さを持ち合わせている人間なら、あれほど恥知らずに、自分の心を偽り取り繕うことなどできない。 下品で協調性にも社会性にも欠けるが、ウブな良心を忘れない心ある人間、2ちゃんねらーが憎み、辟易し、耐えられず、問題にしているのはそこなのだ。 マスコミのインチキぶりは永遠に変わらない。故に、韓国との距離は未来永劫縮まらない。 そしてテレビ屋ブン屋とは、半無意識的に、そういう状況を歓迎する人種だ。 彼らは差別が深ければ深いほど、様々な争いで人が死ねば死ぬほど、貧富の差が広がり社会問題が深刻化すればするほど、満足をえる。 それが彼らの社会的立場の保持に繋がり、つまりは長生きに繋がるからだ。(理由省略) 都市住民とはコソクに永遠の命を求める人種だ。 |