uuencodeでKOI8コードのロシア語e-mail


KOI8ロシア語を使って電子メールをやりとりする方法の一つuuencodeについて簡単にご説明するものです。ご説明はMacintoshの場合ですが、相手側はMacintoshに限られるわけではありません。


uuencode(送信側)の操作

uuencode変換には、Macintoshの場合、例えば もご用意ください。

言い替えると、
相手のMacあるいはPC側にも、

相手側の準備も、面倒ですが御忘れなく。

uuencode手順は下記の通りです。
  1. まずKOI8で文章を作成、
  2. つぎにLHAでテキストファイルを圧縮し、
  3. これをuuencodeして、
  4. 必要部分をメールで送ります。
以下が具体的な操作です。

1.まずKOI8で文章のファイルを作り、名前をつけて保存します。

2.つぎに、圧縮ソフトLHAを使って、バイナリーファイルにします。(名前は適当に。ここではconv.lzhとしています。)

3.そこでUULiteを起動し、このファイルをuuencodeします。これにはメニューの中から、Encodeを選択します。

すると、ファイル選択のボックスが開くので、ここで該当のファイルを選択して、変換します。ファイル名には.encという文字列が加わります。変換されたファイルをあけて見ると、下記のような内容に変わっています。

このテキストファイル内容のcut hereとある前後の部分を切り取って、
4. beginから、
endという文字を含めた部分だけをcopyして、下記部分だけを

相手に対して普通の電子メールとして送付します。


uudecode(受信側)の操作

これを受信した相手は、このファイルを同様のソフトで、逆の操作をします。
  1. uudecodeし
    (UULiteの場合には、メニューのEncodeという項目の上のDecodeを選択)、さらに、
  2. LHAで解凍して戻すと、
もとのKOI8ファイルにもどります。

ファイルをたとえばSimpteTextなどに張り付けて、文字をKOI8として指定すれば、元のKOI8文章が読めるはずです。御試しください。


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補足説明?

KOI8コードは半角カタカナのスペースを使っていますが、インターネットでは本来、この部分は基本的に使用禁止なので、このままではロシア語をインターネットで電子メールをしてもうまく通りません。通信の途中でいろいろ加工されるのか、相手に届いた時には、もとと違ったおかしなファイルに変わってしまうのです。当然これでは相手は読めません。

対策の一つに、Eudoraで変換Tableを利用して送受信する便利な方法もあります。これについては、宇田さんのMacintoshをロシア語対応にしょう「Eudoraでロシア語第二章」に、非常に詳しい説明があります。

より基本的(原始的?)な方法として、KOI8(半角カタカナ)を、通常のASCIIコードに置き換えてしまうやりかたが、このuuencodeです。
uuencode、本来は

このASCIIに置き換えて送るuuencode機能が、KOI8のような特殊な文字コードを送るのに利用できるというわけです。

変換されたファイルは、一見全く訳のわからないアルファベットの羅列になりますが、システム側からみれば、データはすべて通常のASCII文字となり、インターネットでは禁断の半角カタカナでなくなるため、無事に相手に送られるのです。

相手は、このASCIIコードを、uudecode、つまりもとのファイルに復元して、KOI8文字を指定すれば、問題なく原文が読めるというわけです。相手はMacでも、Windowsでも構いません。機種にあったuudecodeソフトを使って復元しさえすればよいのです。


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