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他国との間をよく行き来する。 そのため意識や感光は、時にシベリア上空で紫水晶の色に染まって宙吊りになる。時差ぼけの状態で、また外の国に戻る。旅と旅の間に読み書き、また読み書きの間に旅がある。 四半世紀以上、ユーラシア一帯、特にパルカン半島の山筋にかかわって、行くたびに発見があって、みずからの無知をいたく恥じ入る。知ることへの情熱をかき立てられて、繰り返し巻き返し旅へ出る。人々が忘れられず出かける。 [まえがきより]
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