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7月4日-7月30日 主催:東京国立近代美術館フィルムセンター/ロシア・ソビエト映画祭実行委員会
場所:東京国立近代美術館フィルムセンター 大ホール
上映スケジュール フィルムセンターWeb 印刷用に改変したPDF GIF画像
1 | 宇宙を夢見て ≪Космос как предчувствие≫ |
2005年/87分/カラー 監督:アレクセイ・ウチーチェリ、脚本:アレクサンドル・ミンダッゼ 人類初の人工衛星スプートニクの打ち上げにソ連が成功した1957年。ソ連北部の港町で、「馬」というあだ名の若者とラーラがレストランで働いていた。二人は恋人同士だったが、「馬」がゲルマンという謎めいた男と親しくなることで、関係が変化を始める。米ソの冷戦と宇宙開発競争を背景に、若者たちの自己探求を描く。 |
7/5(水)7:00pm 7/22(土)5:00pm |
2 | 死という名の騎士 ≪Всадник по имени смерть≫ |
2004年/104分/カラー 脚本・監督:カレン・シャフナザーロフ、脚本:アレクサンドル・ボロジャンスキー、原作:ロープシン(ボリス・サヴィンコフ)『蒼ざめた馬』 20世紀初頭、ロシア帝国は動揺していた。イギリス人のジョージと名乗る主人公は、政府高官の暗殺を狙うテロリストの「戦闘団」のリーダー。セルゲイ・アレクサンドロヴィチ大公の暗殺に失敗した彼にとって、大公暗殺が自己の存在理由となっていく。エスエル(社会革命党)に属した実在のテロリストが書いた自伝的小説を原作として、テロリストの心の闇を描く。 |
7/4(水)7:00pm 7/22(土)2:00pm |
3 | ステンカ・ラージン ≪Стенька Разин≫ セヴァストポリの防衛 |
1908年/12分/白黒/サイレント 監督:ウラジーミル・ロマシコフ、脚本:ワシーリー・ゴンチャロフ ロシア最初の国産劇映画。17世紀に一揆を起こしたコサックの伝説を描く。 1911年/52分/白黒/サイレント 脚本・監督:ワシーリー・ゴンチャロフ、アレクサンドル・ハンジョンコフ 19世紀半ばのクリミア戦争の帰趨を決めたセヴァストポリ防衛戦を題材とする歴史映画。ロシア最初の長編劇映画とされる。ロシア軍の苦戦、敗退、女性看護師の活躍(赤十字が創設されるきっかけとなる)などを描く。映画の最後では、当時戦ったイギリス・フランス・ロシアの退役軍人たちがセヴァストポリに集い、第1次世界大戦前夜の三国協商の絆を誇示する。 |
7/5(水)3:00pm 7/23(日)3:00pm |
4 | ストライキ ≪Стачка≫ |
1924年/70分/白黒/サイレント 脚本・監督:セルゲイ・エイゼンシュテイン、脚本:ワレーリー・プレトニョーフ、グリゴーリー・アレクサンドロフ、イリヤ・クラフチュノフスキー ロシア帝国が動揺し、ストライキが多発していた1900年代の初め。ある大きな鉄工場を舞台に、ストライキを組織する労働者たちと、潰そうとする工場幹部や警察・スパイとの闘いを描く。エイゼンシュテインの監督デビュー作。ストライキの弾圧と牛の屠殺とを並行的に見せるモンタージュ、あるいは資本家やスパイのコミカルな描き方など、処女作ならではの魅力に満ちている。 |
7/6(木)3:00pm 7/18(火)7:00pm |
5 | 母 ≪Мать≫ |
1926年/88分/白黒/サイレント(サウンド版) 監督:フセヴォロド・プドフキン、脚本:ナターン・ザルヒ、原作:マクシム・ゴーリキー『母』 労働運動に力を入れている息子の活動を、理解できない両親。父親は酒代のために情報を売り、母親も家宅捜索にきた士官にピストルのありかを教えてしまい、息子は投獄される。母は息子の受難を見て、その活動を理解し、運動に自らの身を投じる。エイゼンシュテインらとは対照的に、ベテランの職業俳優を起用。サイレント・ソビエト映画の黄金期の代表作のひとつ。 |
7/6(木)7:00pm 7/19(水)3:00pm |
6 | ベッドとソファ ≪Третья Мещанская≫ |
1927年/71分/白黒/サイレント 脚本・監督:アブラム・ローム、脚本:ヴィクトル・シクロフスキー 若い夫婦が暮らすアパートに、夫の戦友がころがりこんできた。戦友のため、寝場所にソファを提供する夫。ところが、夫が出張に出かけている間に、戦友がベッドの主となり、夫はソファへ……。1920年代のモスクワを舞台とする三角関係は、当時としては思いがけない結末を迎え、議論を呼んだ。革命でも変わらない男性と、自立に目覚めていく女性との間の意識の落差は、現代にも通じる問題であり、米国でも数年前にミュージカル化されるなど、いまなお熱い注目を集めている。 |
7/7(金)3:00pm 7/22(土)11:00am |
7 | トルブナヤ通りの家 ≪Дом на Трубной≫ |
1928年/98分/白黒/サイレント 監督:ボリス・バルネット、脚本:ベーラ・ゾリチ、アナトーリー・マリエンゴフ、ワジム・シェルシェネヴィチ、ヴィクトル・シクロフスキー、ニコライ・エルドマン 田舎から出てきた少女パラーニャは、労働組合に入ったことが雇い主ゴリコフにばれて、仕事をクビになる。ところが、選挙で当選したモスクワ市議会議員のなかにパラーニャの名前があるのを知って、ゴリコフのアパートの住人たちは態度を豹変させる。サイレント時代の傑作コメディー。 |
7/7(金)7:00pm 7/30(日)11:00am |
8 | 人生案内 ≪Путевка в жизнь≫ |
1931年/94分/白黒 脚本・監督:ニコライ・エック、脚本:レギナ・ヤヌシュケヴィチ、アレクサンドル・ストルペル ソ連初のトーキー長編劇映画。戦争と革命で、親を失ったホームレスの孤児たちを犯罪への誘惑から断ち切り、自立させるため作業場をつくりあげる青年の奮闘。子供の自立心の育成と、社会的障害に焦点を絞った物語は、いまなお人間的な共感を呼ぶ。しかし、ソビエト・ロシアで孤児救済事業を立ち上げたジェルジンスキー(革命直後の秘密警察チェカーを組織したことで知られる人物)に捧げられているなど、プロパガンダ色も抜きがたくある。 |
7/8(土)11:00am 7/19(水)7:00pm |
9 | レーニンのキノプラウダ ≪Ленинская Киноправда≫ (≪Киноправда≫, 21) レーニンの三つの歌 |
1924年/23分/白黒/サイレント 監督:ジガ・ヴェルトフ、撮影:ミハイル・カウフマン、エドゥアルド・ティッセ、グリゴーリー・ギーベル、アレクサンドル・レンベルグ、ピョートル・ノヴィツキー、編集:エリザヴェータ・スヴィーロワ ジガ・ヴェルトフはソビエト映画に、単なる時事的記録ではない「ドキュメンタリー映画」の考え方を最初に確立した人物。その初期の成果が、弟M・カウフマンや妻E・スヴィーロワらと結成した「キノキ(映画眼)」グループによる「キノプラウダ」シリーズ(1922〜1925年)である。人間の視覚を拡張する〈映画眼〉による真実(プラウダ)を暴き出すという考えのもと、25号までつくられた。その21号として、レーニンの死去(1924年)に際して作られたのが、この作品である。 1934年/59分/白黒 脚本・監督:ジガ・ヴェルトフ 三つのレーニン賛歌にそって、レーニンの事業がソ連に根付いていく姿を描くドキュメンタリー。第1歌「わが顔は暗い牢獄にあった」では、封建的な中央アジアが革命によって解放され、女性の解放が進み、教育が普及し、文明化が進む姿を描き出す。第2歌「われらは彼を愛した……」では、レーニンの死去を悼むソ連全土の国民の姿を描く。第3歌「大きな石の町で」では、レーニンの事業をソ連国民が引き継いだ姿を描く。レーニン生誕100周年記念で、『レーニンのキノプラウダ』で利用した素材を再編集してトーキー化したもの。 |
7/8(土)2:00pm 7/20(木)7:00pm |
10 | 未来への迷宮 ≪Строгий юноша≫ |
1935年/102分/白黒 監督:アブラム・ローム、脚本:ユーリー・オレーシャ 一人の女性マーシャをめぐる、古い世代を代表する夫の外科医と、新しい世代を代表する若者の学生との対立と和解――この三角関係という縦糸に、無階級社会を目指すソ連における「平等」の問題をめぐる論争が横糸となって絡まり合い、ドラマを織りなす。ソ連社会の矛盾をつき、検閲により長く公開禁止とされた作品。 |
7/8(土)5:00pm 7/18(火)3:00pm |
11 | 十月のレーニン ≪Ленин в Октябре≫ |
1937年/101分/白黒 監督:ミハイル・ロンム、脚本:アレクセイ・カプレル ロシア大革命の起こった1917年の出来事を描く。二月革命で皇帝が退位した後に成立した臨時政府に対する大衆の抗議運動、地下に潜って活動するレーニンの姿などの再現ドラマ。のちに『野獣たちのバラード』や『一年の九日』をつくったことで知られるミハイル・ロンム監督による革命20周年記念作品。 |
7/9(日)11:00am 7/20(木)3:00pm |
12 | ヴォルガ・ヴォルガ ≪Волга-Волга≫ |
1938年/105分/白黒 脚本・監督:グリゴーリー・アレクサンドロフ、脚本:ミハイル・ヴォリピン、ニコライ・エルドマン ヴォルガ川沿いの田舎の村に埋もれた音楽愛好家たちの才能が、官僚主義の妨害に遭いながらも、ついに中央のモスクワで評価されるまでの紆余曲折。ソビエト・ミュージカル・コメディーの黄金期をつくりだしたアレクサンドロフ監督と歌手オルローワのコンビの代表作。役人を演じるイリインスキーは、メイエルホリド劇場を代表する喜劇役者である。 |
7/9(日)2:00pm 7/21(金)3:00pm |
13 | 私の鶯 |
1943年(満州映画協会=東宝)/99分/白黒 脚本・監督:島津保次郎、製作:岩崎昶、原作:大佛次郎『ハルピンの歌姫』、音楽:服部良一 日本人の少女が、ロシア革命を逃れてハルピンで暮らす亡命ロシア人の声楽家のもとで育てられる。せりふの大部分がロシア語で進行するという珍品で、ハルピンの亡命ロシア人コロニーが行っていた芸術活動の貴重な記録でもある。満映のスター李香蘭の代表作だが、満州のみで公開され、日本本土での公開は禁じられた。 |
7/9(日)5:00pm 7/25(火)3:00pm |
14 | イワン雷帝 第一部 ≪Иван Грозный 1-я серия≫ |
1944年/99分/白黒 脚本・監督:セルゲイ・エイゼンシュテイン、撮影:エドゥアルド・ティッセ、アンドレイ・モスクヴィン 初代皇帝としてロシア帝国の強大化に尽力したイワン4世(雷帝)を描いたエイゼンシュテイン最後の作品。第一部では、封建制の支配するロシアを中央集権国家にまとめ上げる過程が綴られるが、戦火を逃れて疎開先のアルマ・アタ(現在のカザフスタン)で撮影された。 |
7/11(火)3:00pm 7/30(日)2:00pm |
15 | イワン雷帝 第二部 ≪Иван Грозный 2-я серия≫ |
1945年(第2部公開1958年)/85分/パートカラー 脚本・監督:セルゲイ・エイゼンシュテイン、撮影:エドゥアルド・ティッセ、アンドレイ・モスクヴィン モスクワで完成された第2部では、権謀術数の渦巻く雷帝と貴族たちとの暗闘が描かれる。だが独裁者の孤独を描く暗い作品だとしスターリンの死後まで公開されず、一部撮影された第三部の素材も破棄させられた。最後のカラー部分は、エイゼンシュテイン唯一の色彩映像である。 |
7/11(火)7:00pm 7/30(日)5:00pm |
16 | 諜報員 ≪Подвиг разведчика≫ |
1947年/92分/白黒 監督:ボリス・バルネット、脚本:ミハイル・ブレイマン、コンスタンチン・イサーエフ、ミハイル・マクリャルスキー、撮影:ダニール・デムツキー 第2次世界大戦中、アレクセイ少佐はドイツのレッツェン市に潜入し、ドイツ軍司令部の機密情報を収集するよう命じられる。アレクセイはドイツ人商人に化けて、ドイツ軍に食い込んで諜報活動を行い、ソ連側のドイツ軍内通者をあぶりだす。フリッツ・ラングの映画を思わせるサスペンスに満ちた冒険活劇映画。 |
7/12(水)3:00pm 7/21(金)7:00pm |
17 | 鶴は翔んでゆく(旧邦題・戦争と貞操) ≪Летят журавли≫ |
1957年/96分/白黒 監督:ミハイル・カラトーゾフ、脚本:ヴィクトル・ローゾフ、撮影:セルゲイ・ウルセフスキー 第2次世界大戦で、前線に出て戦死することになる男が銃後に残した恋人ヴェロニカの生き方をめぐる論争の映画。手持ちカメラを大胆に取り入れた斬新なカメラワークなどが注目されてカンヌ国際映画祭で最高賞パルム・ドールを獲得し、ソビエト映画の新しい波の登場を世界に印象づけた。 |
7/12(水)7:00pm 7/23(日)5:00pm |
18 | 誓いの休暇 ≪Баллада о солдате≫ |
1959年/87分/白黒 脚本・監督:グリゴーリー・チュフライ、脚本:ワレンチン・エジョフ 第2次世界大戦の最中、手柄を立てた少年兵士アリョーシャが、ほうびとして6日間の休暇をもらう。アリョーシャは故郷の母親に会いに出かけるが、道中で出会った人びとを助けているうちに、時間がどんどんなくなっていく。戦争の悲惨の中で繰り広げられる情の世界が、静かな感動をよぶ名作。 |
7/13(木)7:00pm 7/26(水)3:00pm |
19 | 私は20歳 ≪Мне двадцать лет≫ |
1964年/198分/白黒 脚本・監督:マルレン・フツィーエフ、脚本:ゲンナージー・シュパリコフ 「雪どけ」の時代を背景に、いかに生きるかを悩む若者たちの姿を描いた青春映画。エフトゥシェンコやオクジャワなどの当時絶大な人気を誇った詩人たちを集めた伝説的な詩の朗読会、あるいはタルコフスキーら、この時代にデビューした監督たちの若き日の姿も盛り込まれ、「雪どけ」時代の一大パノラマとなっている。1962年に『イリイチの哨所』としていったん完成したが、当局の批判を受けて現在のタイトルに改題・再編集されて1964年に公開された。その後、ペレストロイカ時代の1988年に復元版が作成された。上映プリントは、1995年の日本公開時に、1988年版をもとに監督自身が再編集したディレクターズ・カット版。 |
7/13(木)3:00pm 7/23(日)11:00am |
20 | 戦争と平和 ≪Война и мир≫ |
1965-67年/149分+98分+82分+96分(計425分)/カラー 脚本・監督:セルゲイ・ボンダルチュク、脚本:ワシーリー・ソロヴィヨフ、原作:レフ・トルストイ『戦争と平和』 ヨーロッパをナポレオン軍が席巻していた時代を背景に、伯爵家の令嬢ナターシャをめぐる男たちの愛憎劇を描く文豪トルストイの大河小説を忠実に映画化。ソ連が総力を挙げて取り組んだ超大作で、豪華絢爛な舞踏会、史上最大規模のエキストラを動員したボロジノの戦い、ナポレオン軍の侵攻で炎上したモスクワなど、スケールの大きな見どころが多い。 |
7/14(金)1:00pm 7/29(土)11:00am |
21 | デルス・ウザーラ ≪Дерсу Узала≫ |
1975年/143分/カラー 脚本・監督:黒澤明、脚本:ユーリー・ナギービン、原作:ウラジーミル・アルセーニエフ シベリアに入った地質調査隊が遭難しかける。それを救ったのは、土地の猟師デルス・ウザーラだった。彼は道々、シベリアの自然の秘密を調査隊員たちに解き明かす。ウスリー川流域に広がるタイガ(針葉樹林)を舞台に、黒澤明がモスフィルムに招かれて監督した、自然と人間との厳しい関係を描く作品。 |
7/15(土)2:00pm 7/27(木)3:00pm |
22 | 五つの夜に ≪Пять вечеров≫ |
1979年/102分/白黒 脚本・監督:ニキータ・ミハルコフ、脚本:アレクサンドル・アダバシャン、原作:アレクサンドル・ボロジン 戦争で別れたままの婚約者タマーラが住む町を、たまたま訪れた男イリイン。17年の歳月を経て再会した中年の二人の間に横たわる溝は深い。イリインがタマーラを訪れる5つの夜の場面を通じて、戦争の傷と男女の心の機微を描き出す。 |
7/15(土)11:00am 7/26(水)7:00pm |
23 | モスクワは涙を信じない ≪Москва слезам не верит≫ |
1980年/150分/カラー 監督:ウラジーミル・メニショフ、脚本:ワレンチン・チェルヌィフ 1950年代末、「雪どけ」を迎えたソ連で学生生活を送った3人の女子学生。20年の歳月が流れて、仲良しの3人は、平穏な家庭生活を送る者、結婚生活の破綻を迎える者、新しい恋を見つける者と、それぞれの人生を歩んでいる。「停滞の時代」を背景に、それでも前向きに生きようとする女性たちの姿を描くメロドラマ。 |
7/16(日)2:00pm 7/25(火)7:00pm |
24 | 不思議惑星キン・ザ・ザ ≪Кин-дза-дза≫ |
1983年/134分/カラー 脚本・監督:ゲオルギー・ダネリヤ、脚本:レヴァズ・カブリアゼ、音楽:ギア・カンチェリ 冬の街頭で、裸足の男に話しかけたウラジーミルとゲデバンは、突然砂漠の中に放り出される。そこはキン・ザ・ザ星系のプリュクという砂の惑星で、奇妙な習慣や行動原理、感性に支配された土地だった。二人は戸惑いつつも地球へ帰る道を探る。「クー」という挨拶や奇抜なデザインの宇宙船などで人気を誇る作品。 |
7/16(日)11:00am 7/27(木)7:00pm |
25 | ストーン/クリミアの亡霊 ≪Камень≫ |
1992年/88分/白黒 監督:アレクサンドル・ソクーロフ、脚本:ユーリー・アラーボフ 黒海沿岸の保養地ヤルタにあるチェーホフの家。現在は博物館として保存され、当直の青年が泊まり込んでいる。夜になると、チェーホフの亡霊が客人として現れる。青年はこの亡霊と交流を深めていく。現代ロシアの映像作家として最も注目を集めるソクーロフ監督の初期作品。 |
7/15(土)5:30pm 7/28(金)7:00pm |
26 | コーカサスの虜 ≪Кавказский пленник≫ |
1996年/95分/カラー 脚本・監督:セルゲイ・ボドロフ 脚本:アリフ・アリエフ、ボリス・ギレル ロシア軍の兵士サーシャとワーニャが、チェチェン人に捕らえられる。捕虜として暮らすうちに、二人はチェチェン人たちと心を通わせ始めるが、物語は悲劇的結末へと向かう。コーカサス問題を題材とするトルストイの短篇小説を材料に、舞台を現代に置き換えて映画化している。 |
7/16(日)5:30pm 7/28(金)3:00pm |
記事内容はロシア・ソビエト映画祭実行委員会のWebと東京国立近代美術館フィルムセンターのNFCカレンダー2006年7月号を利用させていただきました。