ウミウシとは?
ひとことで言うと
艶やかで、みずみずしくて、柔らかくて、かわいい生き物
生物学的に言うと・・・。
軟体動物門腹足綱直腹足亜綱異鰓上目に属する一グループだそうです。
しかし、これだと何のことかよくわからないので、
貝殻が退化したり全く無くなった巻貝の仲間だと思って下さい。
ウミウシの厳密な定義はなく、全く貝殻を持たない裸鰓類を示すことが多いですが、
アメフラシ等の退化した貝殻をもつ種も含めた後鰓類を示すこともあります。
このホームページでは、狭義のウミウシ(裸鰓類)を中心に、裸鰓類以外の後鰓類も扱っています。
後鰓類の名称は、鰓が心臓の後ろに位置する事から名づけられています。
ウミウシの体
一口にウミウシといっても下の写真のように様々な形態や色をしたものがいます。
左からナメクジ形をしたコモンウミウシ、
蓑を背中に背負ったような形をしたムカデミノウミウシ、
着物を着ているようなゴクラクミドリガイ科のウミウシ。
色も白、黄、紫、青、黒、赤と様々で、美しい色彩を持つ種類も多い。
ここではドーリス類のウミウシの体について説明します。
ウミウシの名前の由来となった牛の角のような触角があります。
体の後背面には花のような形をした2次鰓があります。
2次鰓の中心には肛門があります。
また、体の最後尾には尾があります。
ウミウシの呼び名
・日本
ウミウシの名称は、触角を牛の角に見たてて「海の牛」としたことに由来しているようですが、
正確な名前の由来の記録は残っていないようです。
小笠原諸島では、ウミネコと呼ぶ。ここでは、触角を猫の耳に見立てたようです。
方言でアメフラシをウミウシと呼ぶ地方もあるようです。
・海外
[ラテン]Dorididae:ギリシャ神話のネレイス(海の妖精)の母である女神ドリスにちなんでいます。
[英]nudibranch:直訳は「裸の鰓」。かつてウミウシは裸鰓目にひとまとめにされていたことに由来。
[英]sea slug:直訳すると海のナメクジ。見た目そのままです。
[仏]tritonia:ギリシャ神話の海の主神ポセイドンの息子トリトンにちなむ名前。
[独]Sternchnecke:直訳すると「星の巻貝」
国によって、牛にちなんだり、ナメクジにちなんだり、ギリシャ神話の女神にちなんだりで面白いですね。
ウミウシは食べられる?
アメフラシを食べる地方はあるそうです。
しかし、狭い意味のウミウシ(裸鰓類)を食べることはないようです。
ウミウシの多くの種類は、他の生き物に食べられないように体に毒や酸を蓄えていて、
かなりまずいそうです。昭和天皇は、多くのウミウシを採集されていたことで有名ですが、
採集だけでなく実際に食べてみたこともあるそうです。結果はやはりまずかったらしいです。
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