「CABARET」

雑感あれこれ


2004/10/14
今回の「CABARET」の翻訳&脚本は、わかりやすく出来てると思うんですが、勝田安彦さんはWSSの時も 思いましたが洒落てるけど日本人にはわかりずらいかなと。
例えばWSSで別れがたいマリアがトニーに(皆さんWSSのほうが見てると思うのでこっちを例にします)

勝田さん>
マリア トニーってほんとはなんていうの?
トニー アントーニオ

慶太くん(←浅利慶太のことを私はこうよぶ)>
マリア トニーってなんの愛称?
トニー アントーニオ

ってなります。
前者はエリザベス→リズな感じに「愛称」があると知らないと、わからないですよね。
でも洒落てるし耳障り&流れ的に良いのは前者。
だけど日本人に意味がわかりやすいのは後者。
翻訳&脚本って難しいですよね。
私的に翻訳&脚本で一番好きなのは青井陽治さん。
青井センセイがやったらどうなるのかみてみたいです。

そして「CABARET」がもし理解できないとしたら、 かなりの比率は真矢さんにあると思います。
「キットカットクラブNO.1 歌姫」の説得力が無いんですよね。
歌もですが、前に前にガツガツでてこないのが困ってます。
真矢さんはキャラ(雰囲気)がサリーにあってるし、 すっごい綺麗だし、ステキなので、とってももったないないです。
もっとおして!ふざけて!好き勝手にやってよ!って思います。
あとやっぱり歌が…歌がさーなんですよね。
(うちの一清も声のことがあるので言えた立場じゃないですが(^_^;)) 例えば、最後の歌。この舞台の主題ですが、初見で聞き取れる人 どのくらいいるんでしょう?私も無理でした。
歌えないなら歌えないで気迫でおしちゃって!って思います。

最後の歌は要約するとこんな感じです>

チェルシーという街に住んでいた。
そのときのルームメートの名前はエルシー。
エルシーは次々と男をかえていった。
ある日、彼女が死ぬと人は皆は「酒と薬」で死んだと噂したけど、
でも彼女の死に顔は「幸せ」に輝いていた。
自分も最後はエルシーみたいに笑顔で死ぬ。
そう決めた。
人生はキャバレーみたいなもの。
だからキャバレーへおいでよ。
仕事も憂さも忘れて騒ごうよっ!

(私もようやく聞き取れました(^_^;)初見じゃ無理)

サリーが誰より魅力がないと困るんですよね。
この話は成り立たないんですよね。
MCが立ってしまっているので、オカシナ感じになってます。
錦織@MC主演→グローブ座がそうさせているのかも しれないですが、まあそれはそれってことで、真矢さんには、 もっともっともっと「アタシのためにようこそ!」ぐらいな 勢いできてほしいですっ!

ちなみに前回の日本公演は

サリー 美波里さま
クリフ 草刈正雄
MC  市村さん

だったそうです。観た友達によると、すっごいオセオセな サリーだったそうです。(容易に想像できるぞ(笑))
衣裳も凄くて目のやり場に困ったよとのこと(これも想像がつく〜)
サリーはそのぐらいであってほしいです。

「CABARET」初演は今から約40年前。
ミュージカルは明るく楽しく幸せなファミリーミュージカルな 時代だったはずなので、当時は斬新だったんだろうと思います。
衝撃的で刺激的だったと思います。
でも「WSS」と同様、当時はすごいものでも、今、見るとどうなんだ?
って、そんな感じじゃないですか?
今回の舞台には「毒」を感じないんですよ。
日常を描くには成功しているけど、刺激もほしいわけですよ。

舞台背景を、ナチス侵攻をわかっているであろうという前提で、 話が書かれて(当時はそれでよかったと思うんですが)困ったぞと。
演出もあっさりめで困ったぞと。
2004年の日本ではわかりずらーと思うです。
実際、私は困ってますし(^^;)
わかりやすいようにもっと演出してよかったと思います。

例えば「マイン・カンプ」を書いたのが誰なのかはっきり言うべきだし、 セリフだったらクリフに 「君達の指導者は狂ってる!」→「ヒットラーは狂ってる!」 ってした方が日本人はわかりやすいです。
(わざと名前を出さないのかもしれませんが…。 ナチスの侵攻してきてる街で名指しで言うのは無理でしょうがね。 演出ってことで。)

小池センセイが演出したなら「Tomorrow Belongs to me」で 絶対にヒットラーっぽい格好を誰かにさせたか、 当時の街頭スピーチ&ナチス軍の行進の足音を効果音で入れるとか ハーゲンクロイツの幕をバッと舞台に大きく垂らすとか、 エルンストに「ハイルヒットラー」とか言わせたかしたと思うんです。
それぐらいじゃないと、わかりにくいと思うんですよねー 平和ボケしてる日本人には(含む私)
それで随分と印象が変わってくると思うんですよね。
そうして、それが良いかどうかは別ですが…。
淡々と描いているところに、今回の舞台のよさがあるといえばあるので 絶対と言い切れないんですが…。

MCですが、丁寧にやってるし、楽しそうだし…って、 見ていて実際に楽しいんですが、なにか物足りないんですよね。
(にっきちゃんもそうじゃないのか?!そうだと言ってーーっ(><))
私的には錦織一清が「パンダが立ったー。座ったー。芸をしたー」程度じゃイヤなんですよ。
メイクと格好はあらあらって感じですが、やってることは、 ぜんぜん普通ですよね。おとなしいMCだなと思います。
今回はそういうMCじゃないといけないんでしょうか?

あと、錦織くんが客席と一線ひいてしまってるのを感じるのが、 テンションを上げきれない理由の一つです。
にっきちゃんのいつもサービス精神で、もっともっともっと お客さんに寄ってきていいんですよ。
舞台と客席の橋渡しがMCのはずなのに、にっきちゃんのMCは 完全に舞台の上にいるんですよね。
それがちょっと…いや、かなり不満です。
客席と線を引くのは、MCとしては違ってないか?って思います。

でも、そうじゃなく、自分が萌え(燃えでもよし)きれないのは、 根っから日本人なので「CABARET」の世界観を理解することが できないからかしら?と、そんなことも思ってます。

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2004/10/21
「渡鬼」は幸楽の人達に紹介されちゃって、どうすんだよー!
(レギュラーは勘弁:_;にゃ。レミレギュなら希望にゃ!)
あードキドキした(^^;)
そんな、和菓子屋の若旦那とキットカットクラブのMCは同一人物。いやー不思議だ(笑)

さてさて、美波里さまの「キャバレー」パンフゲットしました。
なんと、市村さんの次のMCって、麻世くんなんですね。
そうなんだー。へーへーへー。
市村さんと、麻世くんのMCはタキシードに、カンカン帽に、白の手袋のいでたちでした。
パンフみるかぎり、メイクはまるきり「ピエロ」
やっぱり錦織くんのとは全然ちがうです。
にっきちゃんもねー、タキシードでよかったんだけどねー(^_^;)

美波里さまが、ぼん!ぼん!ぼん!!!!です。
紙面でも3Dだ!いやーすげー!!(大笑)
美波里さまバージョンも観たかったですぅ。

「キャバレー」の訳詩がパンフに載っていて、親切です。
グローブ座のもそうして欲しかったです。
ああ!なるほどね!って主題がわかりやすいです。はい。