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ゲームクリエーターになりたい! 基礎編3
基礎編の1と2は未公開。いずれ、ね。

企画志望:提出する企画書と面接について


スティングでは、企画志望者には「企画書と履歴書」を送ってもらっている。それが第1次テストとなる。
「企画書」を見て面白そうだなと思える人には来てもらって面接をする。
そこでいろいろ話を聞いて、いろいろな対応や決定をする。
で、情熱がある人に対しては、いろいろアドバイスしてたりしたんだけど、いつのまにかミニゲーム学校みたいになって、メールのやりとりや何度も来てくれる人もでてきた。
が、基礎的な部分について何度も説明するのは時間的にきついので、ここに書いておく。

「企画書」とはどんなものを送ればいいのですか?
企画書を書くときに気にしなければならない最も重要なポイントだけ記そう。
あなたが考えているゲームの「独自の面白さ」を誰にでも簡単にわかるようにするにはどうすればいいのか?
このポイントをおさえていれば、どんな手だっていい。紙でなくてもいい、ビデオでもいい。ゲーム作ってすぐに遊べるならそりゃそのほうがいい。
とにかく、面白さが具体的に伝わればOKである。

とはいえ、だいたいどういうふうに書けばいいの?
まず書く前に、あなたが考えているゲームを想像するべきである。頭の中でゲームをプレイしてみる。おもしろいか? 矛盾していないか? 曖昧な部分はないか? 細部まで想像できているか? 頭の中でプレイして、興奮し、熱中し、感動しているだろうか?
頭の中で完全にプレイできるようになるまで、練りなおす。
書くのはそれからだ。

わかった、で、どういうふうに書けばいいのさ?
標準的な書き方を記そう。
1枚目
  ゲームタイトルを中央に。
  下にターゲットとジャンル。
  その下にあなたの名前。
2枚目
  セールスポイント。
  どこが面白いのかを書く。
3〜5枚目
  セールスポイントを実現するための具体的な説明。
もっと細かい部分を教えてほしいと思う人もいるだろう。
だが、それは違う。
あなたが考えているゲームの面白さをしっかりと伝えるためには、どうすれば良いのか? それをきちんと考えて、企画書の書き方も考えるべきだ。
上にあげた標準的な書き方などに従っているようでは、まだその企画はあなたの中で成熟していない。
あなたが考えているゲームが独創性のあるモノなら、企画書も独創性のあるモノにしなければならない。ゲームの数だけ企画書の書き方があるはずだ。
じゃ、面接では、どういうふうな点に注意すればいい?
面接の細かいテクニックも書けば長くなる。が、最終的にはテクニックなどではなく「自分自身の良さ」をちゃんとアピールできるかどうか、だろう。来週、面接だ!といって慌てても、もう根本的な対策を立てるには遅い。
ただ心構えとして、以下の点を自分で確認して、言葉にできるようにしておくのは良いことだろう。抽象的な言い方ではなく、具体的に答えられるようにしておくのが望ましい。
・自分のセールスポイントは何か?
・自分は今までどのようなことをしてきたのか?
・提出したゲームはどのように面白いのか?
・その会社を志望した動機は何か?
・どうしてゲームの企画者になりたいのか?
 
 
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