BAROQUE制作過程について

12.18 補完者について

BAROQUEプロジェクトには、「補完者」がいる。

いや、どうもね、作ってると、「作りたいモノを作る」ということと「売れるモノを作る」ということのジレンマが生じてくるのですよ。

それが一致しているときはいいが、一致しないときがある。
営業をしている人が来て、ある画面写真を雑誌社に送ると言う。
しかし、それをやられちゃ、1個ネタバレなのである。
小ネタだけど、遊んだときに初めて見て、びっくりしてほしいのだ。
発売前に載せられると嫌なのである。
でも、いいぶんもわかる。この画面写真出ると、いいっすよー。遊んでもらわないと、意味ないですから。
しょうがない、と思う。
大きなネタバレではないし、小ネタだからいいか、小ネタはまだまだあるし。
そう考えて、OKしてしまう。
それが嫌なのすよ。わがままっす。わかってるっす。

そういうことで、BAROQUEプロジェクトには「補完者」さんがいます。
スティングにはBAROQUEの営業担当はいません。
補完者は、開発現場にいます。開発現場にいないと、わかってもらえないことがたくさんあると考えるからです。
補完者の役目は、開発の様子や、ゲームの様子を、多くの人に知ってもらうことです。
ゲームの本数をたくさん売ることではありません。
たくさん売るためにゲームを変えることはしないし、情報を出すことはしません。
ぴったりと気が合うゲームなのに知らない人がいる、なんてことは悲しいので、そういった人に知らせたい、というスタンスで、動き、情報を提供します。
うまく機能して欲しいと、がんばっております。

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