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「バロック」「ぷよぷよ」「トレジャーハンターG」「魔導物語」などのゲームを監督/脚本/企画した米光一成のSite  
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イベントリポート
「ベストセラー本ゲーム化会議」
2002年10月10日(木)原書房より発売!
ベストセラー本ゲーム化会議

麻野一哉/飯田和敏/米光一成著
(四六判 240P 本体1300円 帯推薦=みうらじゅ ん/装幀=西部亜由美 装画=ナカシマカズユキ )

本を愛する現役ゲームクリエイター集団が、本をゲーム化する新機軸の書評本。
小林よしのりの『戦争論』が激ムズシューティングに? 宮部みゆきの『模倣犯』が育成シュミレーションに? 舞城王太郎 『煙か土か食い物』が音ゲーに!?  『バトル・ロワイアル』で世界崩壊!! ベストセラー本16冊のゲーム化にチャレンジ。類を見ない新感覚の書評本です。 抱腹絶倒の会議を読むうちに、企画の発想方法がわかっ てしまう! まさにクリエイター志望者必読の書!
公式サイト
本のタイトルは基本的にamazoznにリンク。

★『ベストセラー本ゲーム化会議』(公式サイト)発行記念イベント「ゲームクリエイターになる方法」新宿ロフトプラスワン)リポート。
2001年10月18日。
詳細なリポートは、公式 OutSideGamesさんを見ていただくとして(リポートあげていただいた方はぜひ掲示板で教えて〜)、ざざっとね、ここでは。

■ 『ゲーム脳の恐怖』 を種本としたゲーム製作ライブの企画会議はすんなり進行、決定。イベント中の3時間で作るということが頭にあったので、『ベストセラー本ゲーム化会議』でやったときみたいに壮大な企画や、あらぬ方向に話が転がることはなかったけど、ともかく製作スタート。
←これが、米光が書いた企画書。
「ゲーム脳の恐怖」という本を書いた森昭雄と同姓同名の森先生(通称もりやん)がプレイヤーキャラクタ。ゲーム脳になってしまった!と思い込み、お手玉をして回復しなければ!と、お手玉特訓をはじめるのだった!
といいうことで、左右キーで手をうまく動かしてお手玉をやりながら、上キーでたれてくるよだれをすするゲーム。
お手玉を落したり、よだれがたれきったりするとゲームオーバー。
タイトルは「お手玉脳の恐怖」だ(お手玉脳に 関しては下の「1017」参照)。
で、babaraさんが、 あっという間につくったものは↓。

↑(一回画面内をクリックしてから)タイトル画面でスペースキーを押すと、ゲーム画面へ。左右キーで移動する。
米光「タイトルは、『お手玉脳の恐怖』だっちゅーとるのに!(笑)」

デザイナーのナカシマ氏は、さっそくタイトル画面と森キャラを描き始める。

ゲーム系ライターの新さんによる「ゲーム脳の恐怖」に関する考察や、自作ゲームをプレイしながら解説する「ゲームオーディオコメンタリー」や、伊藤ガビンさん、ルーマニアの牧野幸文さんといったゲストのトークなどのイベントが進行。

その間も、両脇に座っている二人は、絵とプログラムをちゃくちゃくと。
10時ごろ、こっそりbabaraさんに「だいじょうぶ?」と聞くと、固まる。いままで何を聞いても、力強くうなづいて、OKと言ってたのに!
で、イベントは11時終了なのだが、10時20分!
状況を聞いてみると、まだデータをわたしていない! ピンチ! 残り時間を説明、でもあわてないで!と言ったり。
ナカシマ「脳の字がまだちゃんとできない」
米光 「いや、ともかく渡しちゃおう」
なかなかスリリングな瞬間。
イベント進行中、データが渡され(フロッピーで受け渡しなので、後ろでごそごそ移動が!)、グラフィックを入れ替えて、どうにかこうにか。
米光「いける?」 
babaraさん、うなづく。
「納期まであと2分!」
という時空がねじれてるような状況。
イベントのラスト、スクリーンに表示されたバージョンが、↓。
(一回画面内をクリックしてから)、スペースでスタート。
巨大スクリーンの中でオテダマをする森昭雄。
スコアをつけなくちゃとか、よだれが上に行くバグが出たりとか、盛り上がる。
サウンド忘れてたよ!で、麻野さんが即席で鼻歌をつける。
というかんじで、【ゲームの企画会議→デザイン→プログラム→発表】というゲーム製作をすべてステージ上で行う「ゲーム製作ライブ」の3時間であった。

では、メンバー紹介。
企画:麻野一哉飯田和敏米光一成
デザイン:ナカシマカズユキ
プログラム:babara
スペシャルサンクス:森昭雄・新宿ロフトプラスワン・会場のみなさん

アンコール?
ゲーム「オテダマ脳のキョウフ」ブラッシュアップバージョンは、後日!
アンコール途中経過
10月22日、babaraさんからデータが来る。 音もでるよ。

公式サイト