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2000年8月13日
すっかり恒例となってしまった大学時代の後輩なかじとの夏のツーリング。今年は西に行ってみようということで紀伊半島を目指すことにした。
私のお目当ては、熊野本宮参り。なぜか熊野三山には神秘的な印象があり一度は訪れてみたいところだったのだ。
待ち合わせは首都高速の八潮PA。なんか気温も今ひとつ上がらず雨も降りそうな天候だ。
とりあえずいつふられてもいいように雨具を着て出発すると、ほどなく土砂降りとなってしまった。
まあ、西に向かえば天気も回復するだろうと思いつつ東名高速へ。横浜を過ぎたあたりから雨も上がり、今度は暑さとの戦いになった。
約100kmごとに休憩を取りつつ、西へ向かう。
高速は豊田で降りることにし、海沿いを走ることに決める。まずは昼食をと思うのだが、高速を降りてから道に迷い、糞暑い中、市街地のすり抜けを余儀なくされることになる。
なんとかかんとか国道23号線にでることができ南下する。木曽川・長良川を越えたあたりの街道沿いの小さなドライブインで昼食を取ることにする。
おせじにもキレイとはいえないその店で食べた「冷やコロそば」なるそばが非常にうまかった。
きっとこのあたりの独特の食べ方なのだろう。
その後もひたすら暑さと渋滞に悩まされながら、ともかく南下する。今日はともかくいけるとこまで行くだけ。
とりあえず道中で伊勢市のビジネスホテルを予約し、んあんとか夕方4:00過ぎには到着。
しばらく各自、部屋で疲れをいやした後に夕食のために町に出る。 どうやらガイドブックによると伊勢は「うなぎ」も名物らしいので今夜はうなぎと決めた。
関東で食べるうなぎと違い、こちらのうなぎはいきなり焼き上げるためか、少し骨っぽい。うな重を頼んだのだが、ご飯にたれがまぶしてあり、普段食べているうな重とは根本的に違うのだ。うまいことはうまいが、今ひとつ納得いかなかった。
2000年8月14日
この日も天気はすこぶるよい天気で朝から日差しも強く暑い一日になりそうだ。
今日の朝食は伊勢うどんという一風変わったうどんを食す。濃いタレをかけたスープのないうどんだがなかなかうまい。
せっかく伊勢にいるのだからとまずは伊勢神宮参り。 なかじとのツーリングではこういった観光もかならず欠かせないイベントになっている。
お参りを済ませた後は、やはり伊勢名物の赤福本店を訪れる。目の前であんことおもちをこねる実演を見ながら食べる赤福は絶品。またここでいただいた麦茶も美味しかった。
ここが赤福の本店。
伊勢をあとにし、舗装された林道のような峠をひたすら走って海を目指す。
うっそうとした杉の木立に囲まれた細い山道はクルマも少なく非常に快適だ。目指すは熊野本宮。今度は海沿いの国道260号から国道42号と紀伊半島の南側をひた走る。途中太平洋に別れを告げ、山間部に。国道とはいえ非常に細い道でBROSやなかじのGooseでは最高に楽しい道が続く。真夏の日差しと相まって路面温度も非常に高くなっており、ラジアルタイヤはデロデロに溶けてきてしまっている。でもタイトなワインディングが延々と続き、疲れるが非常に楽しい道だった。
本日の目的地は熊野本宮。ホントは熊野三山めぐりをしたかったところだが、時間的にとても不可能。それでは三山のなかでも一番歴史のありそうな本宮に参ることにしたのだ。この熊野本宮も非常に神秘的なたたずまいをみせ、太古の歴史を感じさせてくれる。こんな山間の神社に参るのに昔の人はどんな苦労をしていたんだろうと思いを馳せてしまったりもする。今度機会があればゆっくりと三山巡りもしてみたい。
本宮参りを済ませ、いよいよあたりも薄暗くなってきた。そろそろ今日の宿も決めねばならない。ちょうど本宮の裏に町役場があり、そこの観光課で民宿を紹介してもらう。素泊まりなら3000円程度で宿泊できるとのことで、電話をかけてもらい予約する。
宿も決まったことだし、温泉にでもつかろうという事で川湯温泉へ。ゆっくりと風呂にはいり、食事を済ませて紹介してもらった宿に向かう。
宿では買いこんで来たビールと乾き物で乾杯する。しばし休んでいるとどこからともなくお囃子の音が聞こえてくる。
せっかくだからと見物に出かける。なんかとても寂しげな盆おどりであるがなんともいえない雰囲気と味がある。鳴り物などまったくなく、老人が拡声器をマイク代わりに歌い、それにあわせて若者がちょうちんの明かりの下で踊り続けている。
なんとも不思議な盆踊りだった。あっけにとられて眺めている我々に地元のオバチャンがビールを振舞ってくれた。
きっと昔からの風習なのだろうが、歌っている歌詞の内容を聞いていると、昔はこういう夏祭りをきっかけに若者が相手を見つけていたのだろうというようなきもしてくる。関東ではめったにみる事のできない貴重な体験をすることができた。
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