旬の野菜


うど(国分寺特産)

 香りあくまでもすがすがしく、淡泊な甘さが身上の国分寺うど。うどはわが国の豊かな食文化のなかで
3,000年以上前から栽培されており、東京では約180年前の江戸時代からつくられています。
 東京では全国一の生産量をあげていて、その中でも国分寺は都内第2位の有数のうどの生産地です。
現在約16件の農家が昔ながらの地下、うど室(むろ)のほかハウスによる栽培にも取り組んでおり、最近
は利用し易い「短茎うど」も生産されてます。


うど?
1.旬と香りのやさいです
   うどは新鮮さと「旬」の香りの美味しさを味わえる野菜です。
  うどの皮は「大名にむかせる」というたとえがあるように、ごく厚くむきます。
  薄くむいてはアクが残ってきたなくなってしまうからです。切ったらすぐ水に放すことです。

2.ヘルシー食品です
   うどは淡色野菜です。栄養面から見た淡色野菜は、ビタミンC・繊維・無機質を含み、酸性に
  なりがちな体をアルカリ性に調整する働きをします。

3.丸ごと1本無駄なく使えます
   うどは生で食べてもよい野菜です。和えもの・天ぷら・炒め物のほか、和、洋、中華全ての料理に
  使えます。また、皮はきんぴらにしても美味しく召し上がれます。


栽培

2月・・・・・・→株分け(種割り)
        根株についた新芽を、大きなうど切り包丁で株分けをします。
4月・・・・・・→定植(植え付け)
        株をいったん催芽床に植え、芽を発育させてから畑に植えます。
10月・・・・→根株の堀取り
        枯れた地上の茎を取り払い、うど堀機という機械で根株を堀取る。
11月・・・・→軟化(根伏せ)
        深さ3〜4mの地下の室(むろ)に堀取った根株をねかせ、土をかけて発芽させる。
        ビニールハウスを使って軟化する場合にはハウスの中に半地下を堀り、根株を伏せ
        て発芽させる。
12月・・・・→出荷
        休眠から目覚め、成長した美味しいうどを切り取って市場等へ出荷します。

代表的なうど料理

酢味噌和え

材料     うど・・・・300g  かいわれ大根・・・・少々

酢味噌    酢・・・・大さじ2  味噌・・・・大さじ1/3  砂糖・・・・大さじ1・2/3   ゆず・・・・少々
   


作り方

1.うどは4センチ位の長さに切り皮をむき、短冊に切り酢水アク抜きをする。
2.酢味噌の材料を合わせて、良く練っておく。
3.盛りつけにかいわれ大根などをあしらい、食べる直前に和える。


うどのてんぷら

うどの皮のきんぴら

うどと小松菜の炒め