Bloomington, MN
winter 2001-02
ケネディ高校の冬。外はマイナス10度の雪空だが、生徒たちは活動的に様々なイベントを行う。01年『ロード・オブ・ザ・リング』の映画化でブームになったトールキンの別作品『ホビット』が、演劇部の生徒によって上演された。
Exchange Students ３人の日本人留学生
１年目にはいなかったが、01-02年度のケネディには日本から３人の高校生が留学していた。その一人シュンが初めて現れたのはSept.11の昼頃。一体何が起こっているのか教えて欲しい、とクラスメートに連れられてやって来た。
ドイツ、フランスを含めて留学生は全部で８人。高校２年生のエリコ、ミオ、シュンは２つの交換留学プログラムを通してブルミントン地区に受け入れられた。ホームステイ先からスクールバスでケネディ高校に通い、アドバイザーと相談して登録した科目を履修している。私は行きがかり上（？）３人の世話役になった。
02年に入ると、昼休みには毎日のように日本語の教室に現れるようになったエリコとミオ。娘と貴重なマンガを貸し借りしたり、「スズキママ〜、カツ丼が食べたいよぉ」と私たちのステイ先に押しかけたり（１年ぶりでトンカツを揚げる羽目に）、すっかり親しくなった。
１年間（正味９ヶ月）の高校留学は、語学習得に十分とは言えないかもしれない。しかし、ブルミントンでの時間が３人を成長させたのは確かだ。ホストファミリーとの行き違いや授業の難しさを愚痴りつつも、滞在半年を過ぎる頃にはすっかり周囲にとけ込んでいた。若さですねえ。
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