イラン旅行記

もともと遺跡は好きだったのだけど、とくにペルシャに絶対行きたいっておもっていたわけではない。
理由は値段が安かったというだけ。ただそれだけで冬の旅行はきまってしまった。
いつも怪しいとこばかり行く友達飯田さん。マイナ−好きな飯田さんは今の御時世大変貴重な存在である。
というわけで1/18よりペルシャの旅がきまった。
さっそく本屋にガイドブック探しにいったが,案の定売っていない。
(地球の歩き方イランがでたのは2月下旬のこと、残念である。)
他のヨ−ロッパやビ−チなんて種類たくさんあるのに、イランに限らず、私の行きたいってとこは
ほとんどガイドブックが売っていないのよね。情報たくさんしいれたいのに...
耳に入ってくるニュ−スは悪いニュ−スばかりだし、12月にアメリカがイラクにミサイル攻撃
したときは、さすがの私も大変おどろいた。早くおわってくれ−!!!も空しく毎日やってたね。空爆
悪い予感がしたよ。"イランにいけないかも”って。たとえイランはイラクのとなりでも、ハイテクミサイル
だって、まちがって飛んでくることもあろう。このニュ−スが世間を騒がせたとたん、周りの友達
が旅行に大反対。親は無感心。イラクのおかげでその周りの国も同じく危ないって思っているのよね
イラン・イラク戦争が過去あった。日本にきているイラン人って上野で麻薬や偽造テレカうったりって
マイナスイメ−ジばかり。そういう私も漠然とペルセポリスと砂漠の国っというイメ−ジだった。
旅行してびっくり! イランにはちゃんと四季があって、冬は日本と同じくらい寒い。
観光地は日本人が少なく、整然として、きれいなかんじ。人はみな親切。必ず困っていると
声かけてくる。出発の飛行機の中から「うちの娘の写真みてくれ−」とか「スカ−フの巻き方の練習だ!」
とかみんなフレンドリ−でイラン人にたいする見方変わってしまいました。
日本在住のイラン人はたまたま悪い人が目立つが、いいイラン人はちゃんと現地にいる。

話は変わるが、出発前旅行会社より、旅行のアドバイスがはいっていた。
イスラムなので、お酒は一切禁止。ペットボトルの水なんっていちいち開けて匂いかがれてた人もいた
お−いお茶なんかにウイスキ−いれてもってくるおやじたちの苦肉の策もおじゃんのようだ。考えたのにね
あとはカメラの電池は抜き取っておかないと没収とか、北京から女性はビジャ−ブ(髪を隠す)とか
ほか丁寧にイランの注意がのっていたが、ほとんどの情報が古かった。
電池は抜き取っておかなくてokだし、スカ−フも飛行機到着してからでよくなった。
旅行会社でも新しい情報はなかなか入ってこないらしい。
ただ入国審査に関しては情報通り遅かったので、覚悟しましょう。
そういえば北京で乗ってきたほとんどビジネス目的の中国人。みんな荷物(ス−ツケ−ス)
むりやり手荷物で機内にもってきて、狭いから預けたほうがいいのにと思ったの。
イランに到着してまだ飛行機も止まっていないのに、みんなシ−トベルト外して通路に並び始めたの。
日本人もせっかちだけど中国人っもせっかちだな−っておもったけど入国のものすごい遅さに
みようになっとく。ビジネスマンはわかってたから行動機敏だったんだ−。
おかげで、しっかり荷物あずけた少々の日本人たちは列の一番後ろとなりました....
イラン航空、成田からは日本人少しでラッキ−だったけど、北京から山のように乗ってきて超満員、
イランと中国ってなんか関係あるのかしら...
現地でもほとんど観光客って見かけなかった。イギリスやアメリカのミサイル攻撃でヨ−ロッパや米国人が
入国拒否されてるのももちろん、観光しようなんていう物好きは日本人ぐらいだろう
ビザカ−ドもアメリカのものだということでほとんどの店で使えなかった。
わずか200ドル所持金の私にはペルシャ絨毯購入をあきらめざるをえなかった。

イランで苦痛だったこと。ホテル以外、コ−トとスカ−フのかっこうでいなければいけなかったこと
スカ−フほっかむり状態なので、うしろにずりおちてご飯がたべずらくてたべずらくて
これから行こうと考えている人はピン止めをもっていくと便利です。

むかついた事
空港のチエックイン。入り口から出国荷物検査まで入り口が男女まったく別なの
その他なんでも男尊女卑がめだつ。バスの席は女性は後ろとかね
サウジアラビアなんて女性は車の運転もだめだそうです。
外食も女の人同士はうけつけてくれないとこが多いです。
家族のみフアミリ−ル−ムがあってそこでたべます。女性同士のfree旅行者はちょっっと食事は
苦労するかもね。
こんなだから、夫以外の男性と歩いたり、食事なんていったらとても大変なことです。
服装の制限も男性はノ−ネクタイ(ネクタイは反イスラム)だけ注意すればいいけど
女性ばかりなんでこんな−って。イスラムには暮らせないとおもった
だけどここのひとたちって、当たり前のようにうけいれてる。そしてしあわせそう..
コ−ランの教えがそのまま憲法なんだな−っとおもいました。
ビ−ルもねえ。そんなのんべじゃないけど、絶対だめといわれりゃのみたくなる。ノンアルコ−ルビ−ル
もあるけどハチミツみたい。レストランでロシア人パイロットが、ニセモノビ−ルのんでよっぱらってた?
けど、自国のウオッカのほうがおいしいんじゃないのお−−
                                                       
       




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