ネパール旅行記
テロの影響で、日本で年末年始を迎える人が多いせいか、成田行きのバスも道路も空港もがらがらだった。
(ラッキー)
今回はABロード読者投票NO1のシンガポール航空利用。テロの影響でパキスタン航空が
飛ばなくなり、
料金変更なしでシンガポール航空になった
当初イスラマバード観光もついてたらしいが、パキスタン航空を知っている私にとっては変更後
のほうがありがたい。機内食はチキン&焼きうどん、バナナチョコチップアイス、赤ワインがおいしい。
ソフトドリンクは少なめ、サービスは良いほうだとは思うが、そんなに騒がれてるほどいいとは思わない
。
全席映画やゲームのモニユターはあるが、アメリカン航空のほうが音楽、映画ともよかった
深夜1時過ぎ、シンガポールに着く。トランジットホテル満室の為、市内ホテルに変更だったようだ
。
翌朝、1Fの朝食場には私たち以外誰もいない。せっかくミールクーポンがついているのに。
パンケーキ、おかゆがおいしい♪
AM9時発カトマンズ行き、機内はガラガラ。オムレツとフライドポテトアイスの機内食。シャンペンもグー
!!!!
現地時間11時30(5,6時間の飛行)カトマンズに到着する。インドに似た感じがした
14時15より市内観光なのでホテルロイヤルシンギのレストランでやきそばを食べる
130ルピー(250¥)日本の焼きソバとは違い野菜がたっぷりのスパゲテイしょうゆ味って感じで時々
辛い。
えみこさんはトマトスープのみ105ルピー、他ベジタブルカレーとかあった150ルピー
両替はロビーで5,000¥程度にする。
市内観光
スワンヤブナート(目玉寺) ヒマラヤ最古の仏教寺院で小高い丘の頂上にブッタの目が
描かれたストウーパ
(仏塔)がある。お参りする仏教徒が絶えない。
モンキーテンプルと呼ばれ野生のサルがいる。境内から市内が一望できる
。
市内に戻り、ダルバール広場に行く。周囲には旧王宮、寺院、生き神がすむクマリの館に行く
。
ダルバールはネパール語で宮廷を意味する。
観光客目当ての物売りがしつこい。帰りに広場付近の紅茶専門店に行く。
ここは観光客プライスではなく、ネパール旅行中一番安かった気がする(他にもっと安い場所は探せばある)
目玉の刺繍の巾着紅茶が70ルピーよそは3倍ぐらいしていた。
ここでマサラテイ110ルピーとスパイスを購入した。イランやインドなどにいくとチャイといって
香辛料の入ったミルクテイを飲む機会が多く、それ以来すっかりマサラテイのとりこになった
。
日本に帰って、現地の味を思い出しながらなべでぐつぐつ作り異国の味を楽しんでいる
。
夕飯はバイキング。明日は私達はお昼まで自由行動。ツアー客はマウンテンフライトに行く予定。
ベットの上で観光したいなぁと意見が一致。あまり治安もよくないと聞く。
自力でタクシーで行くにも帰りにつかまるかとか不安がよぎる。集合時間も決まっているわけで
お昼には帰ってこなければならない。
私達が行きたい場所は2つ。いずれも郊外で地球の歩き方ではカトマンズからバスで50分と
書いてある。(けっこう地球の歩き方はいんちきが多いと思う)
フロントに行ってタクシー料金と所要時間を聞いてみた。約10〜20分で着き値段も安そうだ
よし、明日はタクシーチャーターし、ボダナート、パシュパテイナートに行くことにしよう!!
カトマンズ2日目
11時45分まで、自由行動。7時30に起床し朝食。マンゴーがおいしい
フロントでタクシーをチャーターするため交渉開始
11時までに帰って来たいこと、ホテルーボダナートーパシュパテイナートーホテル戻り
2時間で1,000ルピー(一人500ルピー)で交渉成立10分ぐらいでタクシーが来た。
人もなんか穏やかでよさそう。英語が話せるようだ。
カトマンズから東の方向に舗装されていない道をひた走り、最初の観光場所ボダナートにつく
まだ朝なのでとっても寒い。タクシーは別の場所で待っているという。30分後戻ってくるといって中に入る。
入り口で呼び止められ入場料50ルピー払う。なんか外国人からしか取っていないような
気がする。ボダナートはネパール最大の仏塔があるチベット仏教の巡礼地である。
まわりにはチベットみやげ物屋がぐるりと囲むようにある。写真をとりながら、一周する。
この仏塔はマンダラも構造をなし、4層の台座は地、半円球のドームは水、四方を見る目と13層の
尖塔は火、その上の円形の傘は風、先端の尖塔は空という宇宙を構成する5大エネルギーを
象徴している。仏塔は悟りと仏教の本質を、台座は瞑想、ドームはすべての煩悩から解放
された無の境地を表現している
観光後、外でてみるとタクシーの運転手が外に出ていてくれていた。駐車場にいたらしい
次は私にとって一番行きたかったパシュパテイナート早い話火葬場。ネパール最大のヒンドウー教の寺院
橋のたもとには火葬場がある。橋をはさんで上流に2つ、下流に4つ。上流は王族専用で普段は使わない。
輪廻転生を信じて墓をつくらないヒンドウー教の生死観に思いをはせる。
ここも外人は料金を取られる。75ルピー。日本人は見かけなく、外人の観光客も少なめ
そりゃそうだ、火葬なんて薄気味悪いのわざわざ見に来るのはうちらくらいだろう。
ほとんどの人はヒマラヤ遊覧に行くからね。
入り口から日本語がやけに上手い自称ガイドが勝手に着いてきて勝手に説明しだす。
お金ないからガイドはいいとことわるが、いつまでもついてきてしゃべるのでまぁいいかってことになる
中に入ると早速火葬していて煙が立ち込めている。思ったほど匂いは無い。
焼いている場所から少し離れたところに、次の焼却候補の遺体がある。なんか生々しい
人というより物体という気がする。自称ガイドは説明も丁寧なのでどんどん質問することにした
へたな現地係員よりも熱心で内容が濃く、自分たちで行ったらわからないような場所などに
連れて行ってくれ、とても充実できた。
周遊し丘に登り、ボダナートを眺める。ヒンズー教以外入れない寺院が多い
帰りにマザーテレサの家らしき場所による。死を待つ家というように長い部屋の両サイドにベット
がずらって並んでいるだけ。外国人もいるとか。ガイドに少々お礼のチップをあげホテルに戻る。
達成感で満足。やればできるものだ。12時30分、マウンテンフライトに行った人たちと合流しチトワンへ
今の時期朝は霧が立ち込めマウンテンフライトも10時ごろに延びるとか。無事エベレストが見えたようだ
日本のように道路が整備されていないし、ベンツとはいえボロバスなので4,5時間かけて行く
お昼が遅く15時ぐらいになる。道端にあるツーリスト向けのレストランのようだ。
カレーのバイキングで数種類のカレーがありどれもおいしい。
夕方チトワンにつく。ほろなしジープに分乗して公園内に行く。1泊分の用意を持たなければならない。
ので荷物になる。すっかり日が落ちた頃、ロッジに着く。
ジープにぎゅぎゅうおしこめられたので少々疲れた。到着後、庭でステイックダンスの見学。
夕食も外。とっても寒い。あったかいラム酒のサービスがあった。プリンはまずい。カレーはおいしい
宿泊はロッジ。なんと電気がない。あるのはランプとろうそく。お風呂は入れる状態じゃない
フトンは湿っぽいし、部屋は仏間のようだ。私達二人は絶句。ランプや蝋燭の火じゃよく見えない
ので荷物整理もしずらいし、本も読めない。飯食ったらさっさと寝るしかない状態
カルチャーショック。トレッキングになれている人はなんでもないだろうけど
まさかこの旅行でそんな思いするとは!もちろんカギがかからないので外には警備してくれる
人がいる。火災防止に寝る前はランプも返さなければならないし、蝋燭の火も消さなきゃいけない
テント生活よりはだいぶマシだが、汚いのはなれていても不便になれていない私達の
ショックは大きく、いつまでも証拠写真とったりビデオとったりしていた。
あぁこんなことなら懐中電灯を。。。。。と悩んだ末置いてきた自分の判断の甘さを後悔した(とほほ)
今頃は日本じゃ大晦日。うちらははやばや9時ごろおやすみなさい
水枕ならぬお湯枕のサービスが嬉しかった。さようなら2001年きっと一生忘れないよ!
チトワン
あけましておめでとうならぬモーニングコールは「グットモーニング」とんとんの呼びかけ!そう電話もない
6時といえどまだ暗く、ろうそくの明かりで顔を洗う
コーヒーを飲んだ後、焚き火で暖をとる。象が迎えにきてエレフアントサフアリにいく
象は6頭きていて1頭4人で乗る。チトワンは暖かいときいたがなんと日本の冬より寒い
朝なので霧が立ち込めている。早速象はじゃばじゃばと川を渡る。ものすごく揺れるので写真が撮り難い
ジャングルの中にどんどん入っていくので周りの枝が足にあたりかなり痛いし汚れる。象もゆっくりなので
寒い痛いが続く。象が最初に発見したのが野生のサイ。けっこう大物だ。他にクジャクや鹿などがいた
2時間ぐらい動物探したが大物はサイのみ。9時ごろホテルに帰ってきた。けっこう寒いので防寒服は必須
象はインドやタイでも乗ることはできるが、観光程度の1周ではなくたっぷりのれるので楽しい
遅い朝食のバイキング。トースト2枚。スクランブルエック、卵焼き、ポテト、野菜炒め
9時30分、カヌーにのり川下り。これもたっぷり1時間30ものれる。途中水牛の群れと出会う。
のんびりした時間だけが 過ぎていく。川で洗濯している人もいる、ドイツ人の観光客もにぎやかだ。
船着場にジープが迎えにきていてホテルの前まで戻る。
さっき食べたばかりなのに11時に昼食タイム。朝昼晩バイキングはけっこうだが
食べ過ぎてしまう。ステーキ(食べてない)ポテト、温野菜、マンゴジュース
パンはおいしくない。12時45ポカラに向かってバスの旅
だんだん小さい町を過ぎていくと雪に覆われた山々が姿をあらわす。
約5時間バスの旅、けっこう移動の時間のロスが多いように感じる。飛行機使う旅だと10万は高くなる
。
のでこれは個人の予算の問題。見たい観光地が入っていれば私はヨシとしよう
ホテルは山側の部屋なので窓からアンナプルナ連峰がよく見える
。
夕食は中華バイキング。ネパール料理のモモを食べる。モモはシュウマイのようなやつ。たれがおいしい
。
ハッピーニューヤーのケーキとアイス、バナナフライがおいしかった。
お土産屋でトピー(帽子)とカレンダーを購入する。値引き交渉が難航した。敵もなかなかである。
でもどうしてもカレンダーと帽子は気に入ったのでそこそこで手を打つ
ポカラ
6時モーニングコール7時30出発 、バスで1時間ノーダラに行き、トレッキング開始
人一人通れるかどうかのごつごつでこぼこの険しい道を登る。石がぐらぐらし足元があぶなく下ばかりみる
ペルーのマチュピチュは空気が薄く登るのが大変だったがポカラは標高低いし、日程ではハイキング
と書いてあったので甘く見ていたがなんのけっこうきつい道だ。
写真をとりながら登るとチベット人のみやげ物やも一緒について来る。たくましい
いったん下山して別のルートへ。すべるし下ばかり見ているので疲れる。まわりの山々は綺麗なのに自分の足
ばかり見ていた気がする。周りの草花や壮大なアンアプルナよりも自分の足とは!とほほ
小学校に立ち寄り子供たちと交流する。カメラやビデオが珍しいのかみんなよってくる
ネパールでは貧しい子供たちを多く見てきたがここは制服があるようなのでそこそこ豊かな集落なのか...
トレッキング後は、ペワ湖へ。4人でひとつのボートに乗る。我々しか乗ってる人はいない
絵葉書ではアンアプルナ連峰が逆さに移っているのをよく見るが実際緑色で汚い湖だった
。
市内観光
パタレチャンゴ
湖からくる川の水が地中に吸い込まれ、岩壁の大穴から滝となって流れてる場所
覗き込むと下が見えない
ホテルよりみやげ物が安い。値引き交渉にボールペンや飴はもちろんだが、ポケットテイッシュを忘れず持っていったほうがいい。ぶつぶつ交換!と言って来る。
ビンドウバシニ寺院
複合寺院でドウルガーが信仰対象毎朝生贄として、鶏やヤギの首がはねられる
階段を下りてオールド市場を散策し途中のスーパーでチョコレートなどのお土産を購入
その後ポカラの湖周辺で自由行動
10分50ルピー(100¥)のマッサイージ屋発見。早速試すことに!
へんなクリームを肩に塗られる。道行く人にはオープンテラスなので注目される
マッサージははっきりいってヘタ。ツボに指が入っていない。こりゃ素人だね。よっぽど私のマッサージのほうが上手だと思う。商売しようかしら。
その塗られたクリームがずっと痒かった
肌弱いのでまけたのかもしれない。昨日だったら風呂も入らず汚かったのでそのとき塗られてたらアカでブロックされてたろうになんせポカラについて
ピカピカに綺麗にしたものだから、浸透したらしい
うううううかゆいかゆい
道中の古本屋でカレンダーと便箋購入。ここは値段がついていて良心的
日本の子育ての仕方などの本が売られている。だれが売っていったんだろう。。。。
夜はホテルでダンスのショーがあったがこれもド素人で面白くない
一生懸命やっているのだろうけど、練習もろくにしていないのかな?音楽とダンサーが違ったり
曲を間違えたり団体旅行客に見せるにはなんともお粗末なショーでした。
バドガオンへ
朝7時30分出発。峠をこえ一路カトマンズへ。
途中の峠の茶屋のミルクテイがおいしかった。お昼はカトマンズ市内の日本料理の店田村(ホテルキド内)
お弁当とお雑煮とお茶。久々の日本の味。ずっとカレーが多かったから
ごはん、たまごやき、ひじき、エビフライ、スパゲテイサラダ、焼魚。とってもおいしい
バドガオン(バクタプル)までバスで40分ぐらいで着く。徒歩観光
暑いので上着は脱いでいく。旧王宮、トウマデイー広場を観光するが、日が落ちてきて寒くなった
ニャタポラ寺院は5重の塔をもち高さ30mでカトマンズ盆地の中では一番高いらしい
正面の石段の両側には下から順に象、獅子、グリフィン、女神の像が守護神として一対ずつ
置かれていて、それぞれ下の動物の10倍の力を、持つとされている
石段をあがり見下ろしてみると広場が一望できる。うう寒い。早く帰りたい!!
一時間後宿泊地のドリケルに着く
ドリケル
ドリケルはヒマラヤがよくみえるナイススポットの街らしいが、道が細く断崖絶壁のくねくねした道を登っていく。
ハンドルきり損ねたらバスごとまっさかさま!こんなところにシャングリラホテルなんてあるのかい?
シャングリラ=桃源郷だがそんなロマンなどない!怖い怖い。
やっとホテルに到着!といってもホテルのレセプションは神社の境内のような階段をひたすら登った先にあるらしい
20人ぐらいポーターが降りてくる。ここでもミニトレキング??
ホテルはコテージのようになっていて山にそっていくつも塔が立っている。
200番台の部屋の人は山の上に部屋がありロビーに来たり食事したりする度トレッキングになる
私達は100番台。ここにも蝋燭が。。
案の定停電がなんどもある。そのたび懐中電灯の必要性を感じた
山の上のホテルなので寒い。ボーイがゆたんぽをくばって部屋をまわる。ほんと水枕のようだ
電気ストーブはあるけどぜんぜん暖かくない
夕飯はインド料理。ネパールといえどカレーが多くインドよりあっさりして食べやすい
ネパール料理が少なくて残念だったけどね。紅茶も有名らしいが峠の茶屋で飲んだ以外はまずい
紅茶がミルクに負けてるって感じ!
翌朝、ヒマラヤの日の出見るために暗いうちから起き、山頂を目指す
地元の人は15分から20分といっていたがまぁ倍はかかるだろう
なんとか山頂まで登りきったときに日の出を見ることができた
トレッキングには興味ないが山頂まで登った達成感とこの日の出や360度の自然の景色雄大さ
これがなんともいえない魅力なんだと思った。
ヒマラヤの山々が朝日に映えとっても美しい
ポカラでもそうだが雄大な自然の前には人間はちっぽけで無力であることを認識する
日本の富士山でさえ3,000m。しかしネパールは7,000mの山々がごろごろしており
迫力がある。こういうのにひかれて世界中から集まってくるのだろうな!
ただやはり雲がかかっていて良くは見えなかった。
ネパール旅行もあっという間でととう帰国。ドリケルからカトマンズの空港へ
しかし飛行機が大幅に遅れ数時間空港でまたされたが、無事日本に帰国できてまずはめでたしめでたし
でも日程表には夏服でと書いてあったが、日本より寒いぞ!
よくかぜひかなかったもんだ!いつの情報なんだ??
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