還暦を向かえた私を祝ってくれました。


平成24年4月に満60歳になりました。
旧暦だ! 今は太陽暦だ!! などと、意見が分かれましたが、
それはそれ、「お祝いです」
お祝いの記念にみんなで淡路島の「七福神参り」を期に更に親族の和を固くしました。

故事記や日本書紀の神話に因れば、日本の国を創ったのは「イザナギ」「イザナミ」が、
最初に生んだ島が「淡路島」だとされています。 歴史ロマンを秘めた数多くの史跡や文化遺産、古刹に
一番新しい野島断層(阪神淡路大震災)の記念館まで、点在しております。その中で、それぞれ古くからの信仰で
島全体での風土がもたらした七福神の宝船になぞらえての、福信信仰です。

大国天(八浄寺) 裕福の神
大黒様の「ふくろ」は、”福労”と言われていて、苦労をいとわず、買って出る事でその苦労が袋に一杯になる、打ち出の小槌はこの袋から心身共に裕福な者に溢れ出る。また、「弱い心」や「怠け心」「邪悪な心」を打ち砕く事もできて、人の迷いを晴らします。
寿老人(宝生寺) 長寿の神
寿老人様が持つ桃は、美しく歳を取り、美しく老いていく事の大切さを示されています。 美しく歳を重ねる鶴のごとく美しく、亀のように耐える勇気を持ち、鹿のように注意深く俊敏にと言うことで、鹿の背中に乗っておられます。
福禄寿(長林寺) 大望の神
福禄寿様は、「良い事」と判っていてもなかなか実行できないのが人の世の常で御座います。他人より「一味違う」大望成就の為に、朝夕福禄寿の誓願を読み、重んじてみたら、その時期の徴がきっと現れる。
ご祈祷場の天上に今まさに降りようとする天空の龍が護摩木の煤によって現れているのには、「神秘」!!を感じずにはいてられません、是非にも、拝観を。
弁財天(智禅寺) 知恵の神
弁財天様はご存知のように唯一の女性の神様です、音楽(琵琶)を申して川の流れの豊かさ、川の音色が常に一定で美しさを説いておられます。 常日頃、言葉一つ、動き一つ、他人を思いやる知恵の一言一句が徳を福を積む因である事を説いてます。
毘沙門天(覚住寺) 勇気の神
金の鎧を着て、魔を寄付けず悪業煩悩を押さえ付けて清く正しく、力強く生き抜く勇気を与えます。 一家の大黒柱のお父さんが荒波に踏ん張り一家を守り人生の激流に足を踏ん張り仁王立ち! 父の慈愛と母の母性愛が相まって一家和楽の風が吹く。
恵美酒神(万福寺) 律儀の神
えびす様の左手の鯛は「めでたい」の鯛、一般には、「芽が出る」の意味です。 若芽がやがて大樹と成る様に、何か良くなる”兆し”を目出度いとなり、いろいろ叶えてほしい希望や悩み、「何とかして解決を」と努力する姿こそが『幸福への芽』であり、『めでたい』である。 右手の竿の釣り糸は礼儀を重んじ、迷いなく人間らしく一筋に生きよ』との示唆です。
布袋尊(護国寺) 和合の神
左右に耳たぶは、他人の話を良く聞き分け、言ってはならないことは耳たぶに、清濁も合わせて呑み込むハラをもち、背負った袋は宝物、自分の為でなく人への贈り物。分かち合う喜びを大切に!