顧客クレームと顧客満足(CS:Customer Satisfaltution;カスターマーサット)の向上(1)
クレームには、
直接持ち込まれる苦情:顕在クレーム
こちこまれない苦情 : 潜在クレーム
があるが、クレームが持ち込まれないことは、いい知らせとは限らない、 再販売、オーダーが
2度とこないという事態が発生する。 顧客品質情報がフィードバックされるシステムを構築することが重要である。
中小製造業: 顧客クレーム是正処理手順を作成 、顧客品質データーベースの構築
E−Business: クレームメールの発進先を明記し、 迅速対応の手順を作成。
PLに関係するクレームは特に注意が必要である
2. 顕在クレームの処理
1) 組織編成
営業部門:苦情の受理、品質部門への連絡、顧客への回答/訪問
品質部門: クレーム解決、是正処理、社内調整、外注との折衝、
品質資料分析の責任
技術部門:クレーム内容の調査/解析、対策立案
製造部門: 製品在庫、流通在庫の対応実施
サービス部門: サービス部材の再検、顧客品修理
2) 顧客クレーム是正システム
クレーム受理(営業) −> 顧客クレーム処理票で関係者に連絡(品質保証部門)
ー> 調査/解析から原因/対応立案( 技術部門、記述クレーム修理票で回答)
ー> 問題による、 製造部、フィールドサービスが分担し製品修理を行う
ー> 原因、対策を品質保証部が承認し、営業に回答
ー> 営業部門から顧客に回答、一連の流れに時間がかかる場合、問題に応じ随時
顧客に回答、誠意/進捗連絡がもっとも重要。
3.潜在的顧客クレーム
顧客で発生している問題がすべてクレームのかたちで営業に届くとは限らない。
多段式販売(代理店経由販売)の場合、特に末端顧客情報が把握し難い問題がある。 しかし、 クレーム品等は返却されてくる、定期的代理店との品質会議から、
フィールド品質情報として顕在化品質情報と共に、潜在的に持っている かもしれない品質情報を把握できる、データーベース/統計的分析を行う。開発、設計、製造にフィードバックするこが顧客満足(CS)に重要である。
統計分析には、工場、販売履歴の情報を製品自体から紐付きできるトレース番号が製品ごとにあることが重要である。
4.今後の予定
このデーター分析、履歴調査あたりは、再度別途TOPICSを組む予定である。
この項目は、ISO9002とも深く結びついているため、簡素化した1SO9002の
必要性でも今後取り上げる予定です。
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