ファイティングバイパーズ2ロケテレポート(ハニーchan&システム)


去る、12月26.27.28の3日間、秋葉原のセガにおいて、”ファイティングバイパーズ2”(以下FV2と略す)のロケテストがありました。(縁無しのメガネにチェーンを付けた変なヤツが自分でした)
今回はその3日間で気付いた、愛しのハニーchan&システムについてレポートしたいと思います。
ただ、今回このレポート内容は、ロケテストでのレポートです。製品で変更される部分がかなりあると思います。
あと、自分の勘違い等で間違っている個所もあるかもしれません。あらかじめご了承下さい。

ハニーchan
FV2のハニーchanのアーマーは一言で言い表すならば「メイド風」又は「ウェイトレス風」です。雑誌等でイラストや画面が公開されていますので、そちらを参考にされるとよいと思います。
自分の第一印象としては、「ハニーchan人形のコスプレが大変だぁ!」です。もう気分は、半分こっちの方に行っていました。でもカワイイには違いありません。
特に、脱衣した時のハニーchanは最高!ですね。勝利のポーズで座り込むポーズもアーマー着ているより脱衣していた方がいいです。このポーズを見る為に何度脱衣した事かぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
しかし・・・キャラデザインについては・・・かなり否定的な意見が多いのも事実です・・・。
でも、対戦の始めにキャラごとのポーズが表示されます。その画面でのハニーchanの動きがメッチャカワイイ!!
2種類用意されていたみたいですが、どちらともグッド!ハニーchanらしさが伝わってきます。
しかし・・・アーマーって感じが前作よりも薄くなっていたのはしょうがないのでしょうか?ロケテでは、それなりにアーマーの耐久度があったようですが。まぁ、ハニーchanのアーマーは、機動性、ファッション性重視で作ったと本人も言っていますし・・・(爆)
あと、羽根が一段と大きくなりましたね。前作ではインパクトを付ける為に、小さな羽根を付けたらよかったので、付けたっと言うような話を聞きましたが、今回はもっと大きな羽根が付いています。でも、ハニーchanは空を飛べるわけではありませんがね。

ハニーchanの技
ハニーchanの技に関しては前作の技がほとんど入ってました。ほんの一部の技が無くなっただけです。コマンドもそれほど大きく変更されていませんでした。しかし、技のモーションはまったく違うものって言うと言い過ぎかもしれませんが、前作のモーションをベースに新しくしたという表現が正しいのかな?
特に、自分が得意な”キャットホイール”については決めるたびに見入ってしまいました。
技のモーション変更によって、ハニーchanが前作よりも”猫”の動きに近くなった事も書いておきます。
新しい技もいくつかありました。その1つに”ファイターズメガミックス”(以下FMMと略す)にあったハニーchanの技や全キャラ共通のある投げ技、新しい壁登り技等、ハニーchanの魅力を発揮できるような技が入ってました。
あと、新しい技として特に目立ったのが、下段のG&A。扱いは今までのG&Aと同じです。
これによって、しゃがみパンチを連打するヤツとか、下段の攻撃ばかりするヤツには、効果的な技と言えそうです。
あと、登り蹴り。前作では出せはかなりのひんしゅくを受ける技でしたが、今回は正当な技として存在します。
まず、技の出が遅くなっています。ヒットしても上に蹴り上げるだけです。前作のように吹っ飛びません。
しかも、登り蹴りから、ジャンピングローリングソバットやハニーエアリアル等の技が連続して入るようになりました。いわゆる登り蹴りコンボですね。
細かい点では、ブロックボンバー(4K)がガードされてしまうと、そのまま後ろを向いてしまうとか、投げのスカリのモーションに攻撃判定がなかったりと、かなり細かい点で変更?未完成?でした。
まだまだいろんなことをレポートしたいのですが、ハニーchanについては終ります。

システム
FV2のロケテで明らかになった新たなシステムについてレポートします。
大きく分けて次の4つが大きなシステムの変更点です。

スーパーKO
スーパーKOとは、ラウンドのフィニッシュでスーパーKO技、またはフラッシュ(脱衣技)を相手に当ててKOすると2ポイント取れるシステムです。
スーパーKO技は各キャラが複数持っていたみたいです。出が遅くモーションが読みやすい・・・のですがぁ初心者の方には辛いかもしれませんね。コマンドもメチャメチャ難しいものではありませんが、新キャラにあるレバー1つとボタン1つで出せるのは、ちょっとって感じです。しかも何回でも出せます。
こうなると、ロケテでもいたのですが、相手の体力が少なくなると、この技をやたら出してくる人も出てきます。
これでは・・・前作の登り蹴りと同じ道を歩みかねない技です。
スーパーKO出来る技をフラッシュのみにしてほしいですね。フラッシュであれば、1度きりの技ですし、もし失敗してしまえば高いリスクを背負う事になります。スーパーKOすれば、フィニッシュもカコイイし、それだけのリスクをかけて出した技ですから、当てた方も当てられた方もスッキリするのでは?っと思います。
今のままでは・・・ヤバイのではないでしょうか。

特殊ガード
今回のロケテで一番後悔したのが、この特殊ガードです。後悔するほど変な技なのか?いえいえ、あまり意識せずに対戦をやってしまった自分に後悔しています。
この、特殊ガードはもしかしたら、G&A以上にFV2の攻防を熱くする技ではないかとロケテ終了間際に感じたからです。
この特殊ガードというのは、特殊カードをした後に”P”や”K”などの技が出せるガードのことです。
でも、今の情報&体験ではG&Aとの使い分けが曖昧になってしまうような気がします。
しかし、あるお方の話によると、この特殊ガードから軸ずらし技になるのではないかとの意見を頂きました。
現に、軸ずらしのモーションはありました。自分も出しました・・・がどうやって出したかはわかりません(笑)
もう少し早く気付いて、色々と試していれば良かったと、元旦の夜も寝れないくらい悔しかったです(半分嘘)
製品ではまず一番に確認したいですね。

受け身
前作でも受け身の存在はかなり重要な要素でありました。しかし”FV2”ではもっと重要な要素になってさらにパワーアップして帰ってきました。前作も通常のP+K+Gとレバー方向+P+K+Gの9種類受け身がありました。
しかし、通常受け身とあまり差が無く、使っても上方向や下方向と受け身くらいでした。”FV2”では下方向の受け身は”ストン!”っとすぐに着地しますし、後ろ方向の受け身ではソニックの格闘ゲームみたいにある程度距離をおいて受け身をしたりします。これによって空中戦でも攻防もかなり面白くなったと言えます。
しかも、受け身のモーションは”FMM”とほぼ同じ受け身モーションでした。
ただ、残念なのがまだ、ロケテ段階ですからしょうがないと思うのですが、上方向の受け身はほとんど通常受け身と同じくらいで、相手の技を食らいまくりました。製品では調整されていると思ってます。
あと、この受け身を考え出してくれたAM2研のFV2間発者の皆様にお礼がいいたいですね。それはなにかと言うと着地際で受け身ができるんですよぉ!着地受け身ってヤツですね。これはどういう利点があるかというと、まず大ダウン攻撃が入り難くなりました。これは大切な事です。対戦ゲームをもっと楽しくするための秘策ですね。
前作みたいに受け身不可能の技を出して大ダウン攻撃!そしてまた受け身不可能な技・・・を繰り返すいわゆる「寒いヤツ」が減る事でしょう。それと技を食らって低く浮いてしまっても、着地受け身を使いすぐに反撃も出来るわけです。この着地受け身のお陰で何回大ダウン攻撃を避けれた事でしょう。今まで相手がダウンしたらすぐに大ダウンコマンドを入れていた人でも、”FV2”をやれば変わると思います。

投げ抜け
”FV2”で投げ抜けが導入されました。しかし、”バーチャファイター”(以下VFと略す)とはモーションが違っているところが少しありました。”VF”では投げ抜けは1つの投げに対して1つの投げ抜けで終っていましたが、”FV2”の場合は投げ抜けの攻防が永遠に続きます。例えば、P+G投げの場合、自分も相手もP+Gを連打していれば、最初のP+G投げ〜投げ抜け〜投げ抜け〜投げ抜け〜投げ抜け〜投げ抜け〜投げ抜け・・・と続くわけです。
しかし、この投げ抜けのあとにコマンド投げを含ませるとまた一層に攻防が熱くなります。しかも、この投げ抜け攻防中にあるコマンドを入力すれば、後ろに回り込んで後ろ投げになったりもしました。
またまた、”FV2”における新しい楽しみが増えたわけです。

あとがき
ロケテの段階でかなり熱くなってしまいました。ロケテだとわかっています。しかし、長い間待ってましたFVの続編が出る事を、色々な問題や大会が終って急激にFVが減って苦労した時期がありました。VFをあまりやらない自分にとってはFVだけがぁハニーchanだけが生き甲斐でした(ちょっと大袈裟)
ある時は、ハニーchan人形にコスプレさせて気を紛らわしたり、横浜にあるFVの残っているゲーセンには毎週のように通ってFVをガンバってきました。その結果が”FV2”という形によって目の前に表れたのです。これほど嬉しいことはありません。これからもFVの為、ハニーchanの為にガンバって行きたいと思います。

最後になりましたが、ロケテで自分のハニーchanと対戦されて方々。ちょっと勝ちに行った対戦もありました、色々な技を見る為にちょっと寒くなったときもありました。コマンドをミスって大ダウンが入ってしまった方もいます。
この場をかりてぇお詫びを申し上げます。すいませんでした。またいつか・・・笑って対戦出来る日を願って。

1998年1月1日 日本一ハニーchanを愛する男(自称) 怪盗ロールパン