日本地球惑星科学連合2013年大会 一般公開セッション

防災教育−災害を乗り越えるために私達が子ども達に教えること2

日時:2013519日(日)14:15-18:00

場所:千葉県幕張メッセ国際会議場

 

セッションの趣旨: 地震や大雨、火山噴火などによって、我国は未曾有の災害に見舞われ、防災教育の必要性が強く再認識されている。一口に防災教育と言っても、自然災害に備えて国民が学んでおかなければ事柄は、非常に多岐に亘る。各分野の専門家は、専門的な知見を整理し、実際に役立つ知識として、学校教育・社会教育の中で生徒・市民に提供しなければならない。本セッションでは、従来、分野ごとに行われてきたそのような試みを、分野横断的に取り上げる。地球惑星科学連合の会員以外に、工学関係者、避難誘導や避難所管理などの経験のある人物、インフラの復興に携わった人物、行政の防災担当者、医療関係者など、幅広い分野から講演者を募る。講演を受けて、包括的かつ実際的な防災教育のあり方をさぐる。

 

今年度の紹介: 昨年に引き続き、包括的な防災教育の構築を目指します。今年は、地震災害(東北沖太平洋地震で分かったこと)と火山災害(雲仙普賢岳から富士山へ伝えること)を取り上げると共に、医療の分野から「災害派遣医療チーム」についての講演があります。また、昨年取り上げた法律と行政の分野をさらに深めるために、それぞれ「学校と災害法」および「事前対応と初動体制」の講演があります。

 

 

講師

所属

分野

講演タイトル

根本泰雄

ねもと ひろお

Hiroo Nemoto

桜美林大学・自然科学系

J. F. Oberlin University

地震

これだけは知っておきたい地震と地震災害−平成23 年(2011 年)東北地方太平洋沖地震で分かったこと

清水 洋

しみず ひろし

Hiroshi Shimizu

九州大学理学部附属島原地震火山観測所

Kyusyu University

火山

火山災害軽減のための教育とアウトリーチ  - 雲仙火山における取り組み

山崎栄一

やまさき えいいち

Eiichi Yamasaki

大分大学・教育福祉科学部

Oita University

法律

災害における学校の役割と法制度

奥村与志弘

おくむら よしひろ

Yochihiro Okumura

京都大学大学院・地球環境学堂

Kyoto University

行政

巨大津波災害時における行政による応急対応の可能性と限界

山本保博

やまもと やすひろ

Yasuhiro Yamamoto

日本私立学校振興・共済事業団 東京臨海病院 病院長

Tokyo Rinkai Hospital

医療

災害現場からの医療とDMAT の活躍

 

本セッションについてのご質問は、渉外担当コンビーナ 

小淵沢総合研究施設:中井仁(hx9h-nkiアットマークj.asahi-net.or.jp

までお問い合わせください。

戻る