超漢字の実身・仮身の用法

 超漢字については、既に何度か雑感で使用記を書いたが、文章で書いてもどのように便利か分からないと思うので、絵入りでちょっと説明してみることにした。

 ここでは、実身・仮身システムについて述べてみる。

 以前「超漢字利用記」で述べたように、実身とはファイルの中身、仮身とは、実身を指し示す標識のようなものである。コンピュータの画面上に見えるのは仮身で、仮身をダブルクリックすると、実身が姿を現す。これだと、今までのパソコンの、ファイルとアイコンとの関係と同じではないかと思われるかもしれない。しかしBTRONのすごいところは、仮身の置き場所が自由自在な点である。また、文章のある箇所を独自のファイル(仮身)にしてしまうことが素早くできる(一部のソフトに限られるが)のも特徴である。

では実際に超漢字を使って文章を作った例を挙げる。

これは、文章の小見出しをすべて仮身の形でしめしたものである。

項目を並べる

仮身のピクトグラム(左側の絵文字の部分)をダブルクリックすると、その部分の実身が表示され(ここでは「総論」のところ)、その部分が編集可能になる。

項目の編集画面

また、当該部分を、仮身から地の文にすることもできる(「展開する」という。)。展開した結果はこのようになる。

仮身の中の文章を展開して元に戻したところ。

逆に、地の文の一部分を独自の仮身にすることもできる(「仮身化」という。)。右クリックでメニューバーを出し、白黒反転部分を「編集」のところまでもっていくとサブメニューが出るので、白黒反転部分を「仮身化」のところまで持ってきてマウスを離すと、選択していた部分が独立した仮身となる(一番最初の画像のようになる。)。

仮身化


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