美味しいとはどういうことか


人はよく「美味しい」と表現する。この言葉の対義語は「不味い」である。ところでどういった基準で判断しているのだろう。

私にはよく分からない。客観的な根拠などないとさえ思うときもある。人の好みは主観的なもので、その優劣などつけられないと思うからだ。

でも、週刊誌や単行本で「うまい店特集」などあると、思わず見入ってしまうのは私だけではないと思う。どうしてだろう。

私の場合、新しい体験をしたいというのはある。でも、本当はそれだけではないのかもしれない。自分の味覚を信じ切れないのかもしれない。情けない話であろうけど。

もしかすると、自分と同じ意見を見つけることで、安心を手に入れているのかもしれない。

確かに、情報はありがたい。でも、それが自分の意見を不確かなものにするなら問題だ。もっと、自分の好みを大事にしたい。自分だけのお店、これをみつけることができたとききっと大きな喜びがあると思う。

それと、私が心がけているのは、「不味い」といわないことである。もちろん人の好みは千差万別だから。「好みに合わない」ということはあるが、それで不味いというのは料理人に対し失礼だと思うのだ。

さて、みなさんはどう思いますか。ご意見はこちらへ・・・



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