私は、4月19日、小田原発6時58分普通電車東京行きに乗っていた。下車予定は横浜駅。到着する頃には、大変な人混みとなっていた。しかし、まさか次のようなことが起きるとは考えもしていなかった。
私は横浜駅に着くと、当然降りるべく行動した。ドア付近から、順に降りる。当たり前の光景。しかし、私を含めあと5、6人の人がまだ降りようとしているときに「事件」が起きた。
横浜駅での乗客が一気に雪崩を打って乗り込んできたのだ。慌ててしまったのはこちらの方だ。それでも私以外の人は何とか降りられた。しかし、私は3度も大声で「降りる」と意志表示したのに、誰も反応を示さなかったのだ。とうとう私は川崎まで乗り越し、遅刻した。本来なら、10分前に着いているのに・・・
駅員も側にいて、声も私は出した。でも降りられなかった。周りは横浜からの人々。いちゃつくカップル。一流会社のバッヂをつけた男。すべてが悲しかった。どんなに社会的評価があったとしても、こんなに人の声に傾けない人ばかりだということに。
一時は新聞に投書までしようと思いまでした。でも、止めた。そういう人はろくに読むことができないだろうと思ったから。そして、読んだとしても、自分が対象になっていると分からず、賛意まで表明しかねないからだ。
このときから私は、人を押しのけて乗り込むことは絶対すまいと思った。シルバーシートに座らないということと共に。
さて、あなたはどう思いましたか。なぜあえてここで採り上げたか。矛盾しているよ、と思ったらそれでも結構。ご意見お聞かせ下さればうれしいです。