バリコン
Variable Condenser
National 2VC-43 12-430P
と ポリバリコン
可変容量コンデンサーのことです。軸を回転すると静電容量を
可変出来ます。
両極板の間の誘電体が空気のものがエアーバリコン、
極板の間に薄いポリエチレン フィルムを挟み 両極板を密着させ、
小型にしたものが ポリバリコンです。

5球スーパーでは、2連バリコン 12-430PF が
通常用いられています。
ポリバリコンは、ポケットラジオに用いられています。

近頃は、PLLを用いたチューナーが多く、バリコンの使用は
少なくなっています。
並4コイル 同調コイルで、同調回路をコンデンサー(バリコン)と構成します。
写真は、並4ラジオ用コイルです。
中間周波トランス
  IFT
スーパーヘテロダイン受信機の中間周波増幅段に使用する
高周波トランスです。
周波数一定のため(AM:455kHz, FM:10.7MHz ) コイルと
コンデンサーを組み合わせ、調整は、コイルの中に入れた
フェライトコア を上下させ、周波数を合わせます。

写真は、TRIO IFT T-10 です。
(中学生の時、古物商で購入し分解・組み立てた
マジックアイ付き5球ST管スーパーラジオに使用されていました。
春日製作所ネーム入りです。)
電源トランス
Transformer
電磁誘導により、交流電圧の昇圧・降圧をします。
変圧と同時に絶縁出来るため、広く使用されています。
近頃は、スイッチング電源が多くなり、電源に直接接続する
電源トランスは
少なくなりました。
可変抵抗
Variable Resistor
抵抗値を可変出来る抵抗器で、通常 VR,ボリュームと呼んでいます。
ラジオ音量・音質調整等に使用・炭素皮膜型は ベーク等の基板上に
黒鉛粉末と結合剤を塗布した抵抗面を燐青銅等の摺動子が
スライドする構造で、軸を回し調整する回転型や、
直線的に変化するスライド型もあります。

・巻き線型は、電力が大きい金属抵抗線をベーク板等に
巻いたものです。

近頃は IC を用いた電子VRが多くなっており、VR の使用も
少なくなりつつあります。

セレン整流器
Selen Rectifier
以前 TV等で一時期使用された、セレン整流器です。
写真は、TV 用です。左側は、トランレス式半波倍電圧整流用です。
通電時、若干臭いがあります。
シーメンス・キー 過去、アマチュア無線送信機、トランシーバ等で、
良く使用されました。

送信ー受信ーキャリブレーション 等の切り替えの用いました。
OP Amp 初期は、円筒形8ピンでした。
写真は、計測器基板(1970年頃)
OP Amp  LM709C 使用しています。