アナログ針式テスターは オームの法則 で成り立っています。

直流電流計 テスターのメータは、30〜300μA 程度の感度の高いものが使用されています。
mA 程度を測定するためには、メータに並列に分流抵抗を接続しています。
電圧計 オームの法則ですが、10Vに 10kΩ を接続すると 1mA 流れます。
ここに電流計を接続すると、電圧がわかることになります。直列抵抗を倍率抵抗と言います。
交流を測定する場合は、整流して直流に変換しています。
なお正弦波で校正しているため、歪波では、正確な値が表示されません。
カタログやメーター部に 1kΩ/V 等の表示入っていますが、
倍率抵抗の大きさを示しています。(この数値大きい方がよいです。)
抵抗計 内蔵する電池により、測定する抵抗に電流を流しその電流を測定します。
レンジ切り替えは、倍率抵抗を変えます。

測定上の注意

電流測定 テスター内部抵抗、インピーダンスを考慮して下さい。
電池の良否 電池に負荷を接続し、動作させた時の電圧が、定格電圧に対してどうか?を
測定するのが正しい方法です。
電圧測定 高抵抗の回路では、テスター内部抵抗が影響します。説明書等御参照下さい。
メーター指示誤差 テスターは 通常±5% 程度 誤差があります。
高周波 周波数規定ない場合は、通常商用電源の正弦波です。
歪波/高周波は、正確な測定出来ません。
また発振回路等では、テスター接続すると、異発 発振停止 の場合有ります。
Diode/Transistor
良否
高い(感度)の良いレンジで測定します。
導通測定 導通判断の時は 一番低いレンジで測定。
高い(感度の良い)レンジですと 1Ω も 100Ω も 0 に見えます。
電解コンデンサー
良否の目安
抵抗接続し、コンデンサー電荷 完全に放電してから、
抵抗計レンジでつないだ瞬間に導通あり、後は 数百KΩ以上に変化すれば良いでしょう。
(あくまで目安です。正確には、コンデンサー特性測定計測器必要です。)

Digital Tester は、動作、回路等 アナログ針式テスターとは異なります。


Oscilloscope
2005 年 1月 中古品購入しました。
岩崎通信機 Synchroscope SS-5702
2ch 20MHz








下2枚の画面は、リサージュ波形を示しています。